新規事業は「なんとなく」で進めると、必ず失敗します。上手くいく新規事業には一定のパターンがあり、それを知らずに新規事業を始めてはいけません。
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新規事業を始めたいけど、何から手を付ければよいかわからない…

新規事業で失敗しないために、注意しなければいけないことは何なのだろうか?
多くの経営者の方が、このような悩みを持っているのではないでしょうか?
新規事業は新たな試みであるため、未知の事の方が多い場合があります。そのような状況では、次に何をしていいかわからないため新規事業が前進しにくいです。
そこで、本記事では新規事業における適切なプロセスを詳しく解説致します。
新規事業の始め方は、以下の3つのステップがあります。
- アイディア探しと市場性のリサーチを行う。
- 事業の環境を整える。
- 具体的な行動を設定する。
なぜ、上記の3点のプロセスが必要かというと、事業を成功させるには、「その事業内容が顧客にニーズがあるものなのか」そして「どのように進んでいけばいいのか」を明確にする必要があるからです。
この記事を読めば、こんなことが実現できます。
- 新規事業を始めるにあたり、適切なステップがわかり、有効に時間を使えるようになります。
- 適切なステップを踏まえることで、新規事業が成功する確率が上がります。
それでは早速、読み進めていきましょう。
▼目次
ステップ1. アイデア探しは異なる業界まで目を向けることが大切

新規事業を始めるには、まず、どの業界に参入するかを決めましょう。
日頃からの新聞やTV、SNSなどを駆使して、興味のある業界を中心にさまざまな情報を収集しておくことは重要です。
一見すると無関係に思える業界であっても、繋がっているというケースがあります。
そのため、興味のある業界だけ情報を収集してしまうと、社会の一部分しか情報が得られず、かなり大きなリスクを背負うことになるのです。
また、他の業界も知っておくことで新しいアイデアが生まれる可能性もあるため、幅広い情報収集は無駄ではないでしょう。
もし余裕があれば、様々な業界の成功事例を知っておきましょう。
たとえ業界が異なっていても、つまずく要因や成功に導くことができた要因といった共通点も見出せるようになってきます。
なお、アイデアは思いつく限り全部書き出しておくのがおすすめです。
ここでポイントなのは「できる」「できない」を考えないことです。とにかく書き出して次のステップへ進みましょう。
ステップ2. 市場調査を行い、顧客が抱える「課題」を明確にする

市場調査とは、対象の業界を数字や数値で把握し、どうすればその業界で製品やサービスが売れるのかを考えることです。
数字や数値は、各市場を客観的に見る場合、最も可視化できる存在であるため、出来る限り具体的でかつ多く情報を収集することが大切です。
ちなみに市場調査の方法は主に4つあります。
どの方法で行うのが良いかは企業や対象とする業界によって異なるため、色々と試しながら最適な方法を見つけましょう。
調査方法 | 詳細 |
統計データ調査 | 政府や大学など公的機関が調査・公表している統計データをもとに、顧客の属性に合わせた統計データを算出する方法 |
定性調査 | 対象の属性に対して共通した質問やインタビューを行い、数値だけでなく、その裏に隠れた考えや意見を割り出す方法 |
覆面調査 | 消費者として対象のサービスを利用し、調査する方法 |
定量調査 | 顧客や消費者に対してアンケートを取る調査方法 |
数値を把握した後は、それらを元に顧客が抱える「課題」を探しましょう。
ここで言う課題とは、「その業界・市場で解決できていない要素」「顧客が求めていること」を指します。
一般的に、人がモノやサービスに対してお金を払う理由は「抱える課題を解決したいため」がほとんどです。
たとえば、運動不足を感じるもジムに通う暇がない人が、家庭用のトレーニング器具を購入するように、人は自身の課題を解決してくれそうなモノやサービスにお金を払います。
市場調査において数値が低い箇所は、顧客のニーズに応えられていない大きな「課題」が隠れている可能性があるはず。そのための解決策を導きだすのが新規事業成功へのカギとなるはずです。
ステップ3.課題とアイデアを照らし合わせ「市場性」と「事業性」を見る

先述のステップで生み出したアイデアと課題を照らし合わせながら、「それらに市場性と事業性があると言えるか?」を考えましょう。
- 「市場性」とは、「アイデアに対して“欲する人”と“動くお金”の割合」であり
- 「事業性」は「生み出したアイデアが顧客のどんな問題を解決するのか」を指します。
この「市場性」と「事業性」の2つが成り立つかどうかは以下の項目を中心に見極めてみると良いでしょう。
これらを見極めたうえで成り立つと判断できるアイデアこそが、新規事業として進めていくべき案となります。
市場性 |
・市場の成長性・将来性 ・市場成長につながるトリガーの有無 ・対象市場の特徴 ・対象市場のリスク |
事業性 |
・顧客の特徴と求めているもの ・顧客のボリューム ・顧客に対して関わっている競合他社の有無 ・アイデアに隠れたリスク |
ステップ4. 事業に対する「理念」「ビジョン」を明確にする

新規事業を始める際は、事業に対する明確な「理念」や「ビジョン」が必要不可欠です。
「理念」や「ビジョン」は組織の進む道を具体的にするための道しるべになるのはもちろん、後述するリソース内に含まれる「ヒト」を選ぶ際のポイントにもなります。
大事なのは具体的な「文字」にして伝えることです。
文字化できないレベルの中途半端な理念やビジョンは組織を混乱させてしまうため好ましくありません。
ステップ5. リソース集めと環境整備

リソースとはビジネス用語で「業務上の資源全般」のことを指します。
新規事業においては「ヒト」「モノ」「カネ」のことであり、市場調査で課題を明確にしたらそれに対する資源の調達を始めましょう。
以下はそれぞれの資源を調達する際にポイントとして押さえておきたい項目の一覧です。これらを参考に、新規事業に向けた環境を整備していきましょう。
ヒト | ・必ず事業における「ビジョン」と「理念」を明確にしておく ・起ち上げ人材に必要なスキルを明確にしておく ・チーム内のモチベーション底上げに尽力する |
モノ | ・個々人で今まで築いてきた技術・経験について再確認する ・新規事業における自社の“強み”は何かを明確にしておく |
カネ | ・用意すべき予算をなるべく細かく算出する ・融資を受けられる機関の洗い出しを行なっておく ・融資額に応じた返済計画も明確に立てておく |
ステップ6. 具体的な行動計画の立案

ビジョンや理念が明確になり、顧客が抱える課題の解決策(アイデア)について内容をしっかり詰められた後は、具体的な行動計画を立てましょう。
計画を立てる際は、長期的な目標から順番に短期計画へと立てていくようにすると、「いつまでに何をすればよいのか?」といったリミットが明確になりやすいです。
また最大のポイントは、具体的かつ現実的な計画を立てるようにすること。
いくら具体的な計画を立てても現実味がなければ達成は不可能ですし、逆もまた然りです。
どちらも欠けないように、しっかり話し合いながら行動計画を立案していきましょう。
ここまでステップを踏むことができたら、あとは実行に移し、その都度修正や改善をしていくだけになります。
どんな事業でも必ず修正・改善するべき箇所はでてくるはずです。一度で成功するとは思わずにトライし続けましょう。
「プロセスは分かったものの、うまくできる自信がない」
「自社の状況に当てはめると、どう考えれば良いんだろう…?」
そんなときは、私たち「Pro-D-use」に相談してみませんか?Pro-D-useは伴走型の新規事業開発・収益化支援を得意とするコンサルティング会社です。詳しくは新規事業支援サービスページをご覧ください。
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新規事業の初期段階で陥りがちな2つの失敗例

新規事業を始めるにあたり、失敗はつきものです。ただできることなら失敗は避けておきたいところでしょう。
以下に示す項目を参考にしながら、意識して事業を発展させていってください。
1. 初めから大きな組織を作り上げてしまう
大きな組織では、メンバーとの意思疎通がしづらくなるというデメリットを持っています。
新記事業を始めるにあたり、創設メンバーとコミュニケーションが取りづらくなる環境というのは、デメリットや解散のリスクを高める可能性があるのです。
また、不測の事態が起きた場合も統率が取りにくく、動きは鈍くなってしまうでしょう。
軌道に乗ってさえしまえば組織はいくらでも大きくすることができるので、まずは、業務のアウトソースも検討しつつ、最小限の人数で組織を編成してください。
2. 撤退ラインを決めていない
物事には必ず「引き際」があります。
新規事業においても「引き際」がとても重要で、赤字コストを最小限に抑えるためにも一定の「撤退ライン」は決めておいた方が良いのです。
「せっかく起ち上げたのに……」と悔しくなる気持ちになるのは誰でもあることだが、今後のことを考えたときに大事なのは撤退という手段です。必ず撤退ラインは決めておきましょう。
新規事業を始めるなら、基本のプロセスの理解が必須!

新規事業と聞くと、アイデアが出たもん勝ちのようなイメージを持ちやすいですが、決してそうではありません。むしろ基本的なプロセスをしっかり理解し、その通りに事業に対する案を詰めていくことが重要なのです。
今回ご紹介したポイントをしっかりと押さえて、新規事業をはじめてみましょう!
新規事業は「なんとなく」で進めると、必ず失敗します。上手くいく新規事業には一定のパターンがあり、それを知らずに新規事業を始めてはいけません。
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