
新規事業の目標設定を立てたい。だけど、どのように立てればいいのか?

新規事業に取り組んでいるが、目標設定が曖昧でメンバーのやる気が落ちている気がする。メンバーのやる気がでるような目標設定の立て方を知りたい。
そのような疑問や悩みをお持ちではないでしょうか?
どのような事業であっても目標設定は重要であり、新規事業の目標設定の重要性は既存事業の比ではありません。
そこで、本記事では、新規事業立ち上げの際に目標設定を行うことの重要性や目標設定におけるポイントについて解説します。
本記事新規事業における目標設定で重要なことは下記の2つのポイントです。
- 具体的な数値で設定する。
- メンバーのやる気がでるような目標にする。
なぜ、上記の2つのポイントが重要かというと、新規事業は、未知なことが多いため経験値からの目標設定が難しく、素早い行動の変化とメンバーのやる気を持続させることとが重要になるからです。
新規事業は、壮大な夢を抱いて立ち上げることも多いのですが、その夢はあくまで夢であって目標にしてはいけません。
ポイントは、「行動の変化」と「メンバーのモチベーション」です。
この記事を読み終えると、こんなことが実現できます。
- 具体的な目標設定ができるようになるので、振り返りの質が高くなり、目標達成の可能性が高くなります。
- メンバーが納得するような目標設定が立てられるため、メンバー自身が奮起し、事業の推進スピードが上がります。
それでは早速、読み進めていきましょう。
▼目次
新規事業における目標設定の重要性

「事業を行うこと」と「目標を立てること」は、切っても切れない関係にあります。
目標は事業を成長させるために目指すべきゴールであり、もし目標を達成できなければ、
- 「なぜ達成できなかったのか」
- 「どうすれば達成できるのか」
を振り返ったうえで、今後の行動に反映させなければなりません。
とくに新規事業では、目標達成の可否が事業を継続させられるかどうかにも関わってきます。
振り返りを行うための明確な基準として、そして事業継続に関わる大きな要素として、新規事業における目標設定は非常に重要な意味を持っています。
新規事業立ち上げでの目標設定のポイント3つ

新規事業で目標を設定する際は、指針・方針もなく目標を立ててもうまくいきません。
目標設定を行う際には、以下の3つのポイントを意識することが重要です。
1. 数値を具体的に設定する
具体的な数値がなければ、目標達成に向けてどのような行動をすべきかわかりません。
また、目標は基本的に1年単位で設定されますが、可能であれば1ヵ月単位や1四半期単位など細かく設定することが望ましいです。
目標がより短期間で設定されることで、各社員が行動の振り返りや今後の方針の修正などをより短いスパンで行えるようになり、目標達成の可能性が高まります。
2. 役割分担を行いそれぞれの目標を定める
新規事業のために、さまざまな部署から人が集められることがあります。
その際、事業の責任者や各業務の担当者が曖昧なまま、業務がスタートしてしまうこともあるでしょう。
そのような状態では組織の統率も取れず、曖昧な目標しか設定できません。
まずは暫定でもかまわないので役割を明確にして、それぞれがどの業務に責任を持つのかをハッキリさせることで、目標達成に向けた動きを起こしやすくなります。
役割ごとの目標を設定することで競争意識も生まれ、業務の推進速度も上がるでしょう。
参考記事>>>【失敗しない】新規事業立ち上げの「メンバー選び」と「役割」を解説
参考記事>>>新規事業を任せるのに向いている人・向いていない人の見分け方
3. 実現可能な範囲の目標にする
目標は、「自分達が頑張れば実現できる」と思えるものだからこそ各社員も奮起するのであり、最初から「どうせ無理だろう」と思われてしまうような目標では社員のやる気も出ません。
よって目標は、実現可能な範囲内で設定してください。
過去に自社で新規事業を行った際のデータや、類似の事業における数値などを参考にしながら、実現可能な目標設定を行うように心がけましょう。
「目標」と「夢」「理想」の混同に要注意

事業責任者は新規事業に対して、自分なりの夢を抱えているケースが多いです。
そのなかには「事業を業界シェア1位に育てる」だったり、「売上高100億円を突破」だったり、一筋縄ではいかないものが多いでしょう。
要するに夢とは、簡単には達成できないものであるケースが大半ということです。
- 「理想的な数字」しか定めないものが夢であり
- 「具体的な期限と数字」を定めるものが目標です
売上高100億円が最終的な「夢」だとするのであれば、新規事業を立ち上げて1年目はまずは売上高1,000万円を目指すという「目標」を立てましょう。
実現可能な目標をいくつも達成し階段を一段ずつ上っていくことで、最終的な夢をかなえる段階まで到達できます。
目標の達成度合いや社員のモチベーションなどを総合的に判断しながら、夢を叶えるまでの時間をいかに短くするかを考えるのが、事業責任者が担わなければならない重要な役割です。
社員の士気を高めたり気持ちを一致団結させたりするために、事業責任者が夢や理想を語ることは決して悪いことではありませんが、それをそのまま目標に設定するのは避けてください。
目標設定の相談ならプロにおまかせ

これまでに新規事業立ち上げの経験がなければ、どれくらいの数値感で目標を設定すればよいのかがわからないケースが大半でしょう。
目標設定は社員のモチベーション、ひいては事業存続にまで関わってくる非常に重要な要素なので、自分だけではうまく目標設定ができなさそうだという場合には、プロに相談するのがおすすめです。
新規事業の立ち上げサポート経験が豊富な経営コンサルティング会社であれば、事業内容や市場規模・消費者の動向などを総合的に判断したうえで、適切な目標を設定してくれます。
また、プロに相談したうえで設定された目標は社員も納得しやすく、社内のモチベーション維持にも寄与するでしょう。
参考記事>>>【徹底比較】失敗しない、中小企業経営コンサルタントの比較ポイント5選
適切な目標設定は新規事業を成功に導く

新規事業を成功させるためには、しっかりした目標設定が欠かせません。
新規事業の立ち上げに目標なしで臨むのは、大海原を何の目印もなしに泳ぎ続けることと一緒です。
目標を立てる際は、具体的かつ実現可能性がある目標にすることで、各社員が行動方針を決めたり振り返りを行いやすくなったりします。
新規事業の責任者は、社員のモチベーションを落とさないためにも適切な目標を設定することを心がけましょう。
新規事業の目標設定も含めて、非常に煩雑で難しい新規事業の企画・立ち上げ、推進や収益化でお困りの際は、ぜひ一度、私たち株式会社Pro-d-useにご相談(無料)ください。
「株式会社Pro-d-use」のサービスを活用すると、新規事業のプロがあなたに代わって新規事業の調査から企画・立ち上げ・推進、収益化までをあなたの会社の現場に入って一緒に進めてくれるので、あなたは「新規事業を進める苦悩や業務から解放」されますよ。
>>> [毎月3社限定] 3回までは無料でご相談をお受付いたします<<<