【リーンスタートアップ】新規事業立ち上げプロセス7STEPと重要ポイント

【リーンスタートアップ】新規事業立ち上げプロセス7STEPと重要ポイント
    • 新規事業
  • 2021年2月28日

新規事業は「なんとなく」で進めると、必ず失敗します。上手くいく新規事業には一定のパターンがあり、それを知らずに新規事業を始めてはいけません。

弊社「(株)Pro-D-use(プロディーユース)」は、“伴走型の新規事業支援” を得意とするコンサルティング会社です。これまで300件以上の新規事業の相談を受け売上10.38倍」「営業利益大赤字→営利23%の黒字化など、多くの実績をあげてきました。

そんな弊社に【新規事業の無料相談】してみませんか?詳しくは下記サービス詳細をご覧ください。
\\ プロに相談して楽になる! //
新規事業サービスはコチラ >>>

\「新規事業の悩み」がスッと軽くなる /

ポイント

これから新規事業を立ち上げる予定がある。新規事業立ち上げの成功確率をできるだけ高くして始めたい。

ポイント

これから新規事業の立ち上げを検討している。ただ、事業内容がターゲットのニーズを掴みきれているか不安。

新規事業をこれから立ち上げる方で、このような悩みはありませんか?

新規事業では、既存のノウハウが通用しないケースが多々あります。顧客ニーズを的確に掴みきれない場合は、結果を出す前に新規事業が頓挫してしまう可能性もあります。

このようなリスクを回避する際、注目されているのが「リーンスタートアップ」というマネジメント手法です。

そこで、本記事では「リーンスタートアップ」を取り入れた新規事業の立ち上げプロセスを解説していきます。 リーンスタートアップを取り入れた新規事業の立ち上げで重要なことは、下記の3点です。

  1. 常に顧客目線で立ち上げに必要なプロセスを踏んでいくこと
  2. 最低限の時間で各プロセスで適切な検証を行い、改善・改良をすること
  3. リソースを十分に確保すること

新規事業は不確定要素が多い上に参入のタイミングが重要なので、各プロセスでスピード感を持ち、顧客に受け入れられるかを確認する必要があります。そのため、上記の2点が必要になります。

この記事を読めば、こんなことが実現できます。

  • 適切な効果検証を行い、改善・改良を繰り返し行うことで、顧客から必要とされないものを作ることがなくなり、事業が失敗するリスクを低減させることができます。
  • 各プロセスで効果検証を行うため、顧客に必要とされていないということが早期にわかり、時間のロスを無くすことができます。

それでは早速、読み進めていきましょう。

新規事業の立ち上げのプロセスを7ステップで紹介

新規事業の立ち上げのプロセスを7ステップ

新規事業を立ち上げるには、コンセプトの構築やメンバー選定、ビジネスモデルの策定など、さまざまなプロセスを踏む必要があります。

新規事業の立ち上げに必要なプロセスを、下記の7ステップで紹介します。

  1. コンセプト構築
  2. メンバー選定
  3. 社内への通知
  4. アイデアのスクリーニング
  5. 基本戦略の構築
  6. 事業化の検証
  7. ビジネスモデルの設計

1. コンセプト構築

最初のプロセスでは、新規事業のコンセプトを具体的に定める必要があります。まずは以下のポイントを明確化しましょう。

  • 新規事業の主戦場
  • 新規事業の目的
  • 具体的な成果目標

「新規事業をどの分野で展開していくのか」は基本的な問題です。今後、企業として影響力を大きくしていきたい分野を絞って、主戦場を設定します。

また、そもそも新規事業を展開するに至った理由が「新たな事業の可能性を探る」のか「経営状態をより安定させたい」のかでは、その後の事業展開も変わってきます。「なぜ今、この新規事業が必要なのか」という目的は明確にしておかねばなりません。

さらに、事業として展開するからには具体的な成果目標も必要です。目指すべき売上や利益を数値で表わせば、今後の事業戦略も練りやすくなります。

上記に加えて、時間軸要件を定めておくことも重要です。

  • 「2年以内にローンチ(リリース)する」
  • 「3年以内に黒字化する」

など、時間軸の数値目標も定めましょう。

2. メンバー選定

コンセプト構築と同時に行いたいのが、プロジェクトチームの編成です。

新規事業は未知数の要素が多く、既存のノウハウが通用しないシーンが多々あります。メンバーを選定する際は自ら考え、検討し、主張できる人が望ましいでしょう。

ただし、新規事業のメンバーには多様性が必須です。さまざまな視点からアイディアを抽出したり評価したりできるよう、職種・事業領域・担当業務などが偏らないよう注意しなければなりません。

あわせて読みたい

失敗しない!新規事業の「立ち上げメンバー」の選び方と役割

失敗しない!新規事業の「立ち上げメンバー」の選び方と役割

新規事業を立ち上げをしている責任者や経営者の中には、新規事業のメンバー選びでこんなお悩みをお持ちなのではないでしょうか? 「新規事業の立ち上げにはどんなメンバーが必要なのか?また、どう見極めるべきなのだろうか?」「新規事業をこれから立ち上げ…

3. 社内への周知

メンバーが決まったら、新規事業のプロジェクトチームが作られたことを、全社に通知します。通知することで選ばれたメンバーのモチベーションが上がるうえ、いざというとき社内からの協力を仰ぎやすくなるというメリットがあります。

また、新規事業プロジェクトのチームメンバーは、従来の仕事と新規事業との間で板挟みになるケースも少なくありません。新規事業について社内に周知しておくことで、職場全体の理解を得やすくなります。

4. アイデアのスクリーニング

新規事業がキックオフしたら、プロジェクトチーム内で事業化可能な顧客ニーズを抽出します。

このとき注目したいのは以下の2点です。

  • 市場の将来性
  • ニーズの強さ

すでに成熟しきっている市場で新規事業をはじめても、大きな成功を得るのは困難です。事業としての成功を目指すなら、今は参入者が少ないけれど今後拡大していく可能性がある市場を見つける必要があります。

一方、市場ニーズの強さも重要です。強いニーズがあれば、顧客が対価を惜しみません需要は少なくとも、ニッチなビジネスとして成功する可能性はあります。

あわせて読みたい

新規事業の成功率がグッと上がる!「ニーズ調査」7つの手法をプロが解説

新規事業の成功率がグッと上がる!「ニーズ調査」7つの手法をプロが解説

これから新規事業の調査をする新規事業責任者の方なら、以下のことに悩んでいるのではないでしょうか? 「新規事業のサービス・商品のニーズがあるか知りたいが、どう調査すればいいかわからない…。」「ニーズ調査で、押さえるべきポイントを知りたい。」…

5. 基本戦略の構築

新規事業の基本戦略を構築する際は、次のポイントを意識しましょう。

  • ペルソナ
  • 競合

ペルソナは、誰の悩みを解決するかのターゲットとなる人物です。具体的に設定することで、事業戦略はより明確なものとなります。

なお、必ずペルソナは定期的に検証・改善・更新をしておきましょう。間違っても、1度つくって終わり」な状態にしないことが重要です。

新規事業を含むすべての商売は、購入してくれる顧客がいてはじめて成り立ちます。

その顧客像を放置するということは、商売を捨てることと同意義ですので、(くどいですが)ペルソナの検証・改善・更新は必ず実施しましょう。

また、競合とどのようなポイントで勝負するのかも重要です。コストや付加価値の高さなど、勝負ポイントはさまざまあります。ここを明確にすることで、今後の戦略が見えてくるでしょう。

6. 事業化の検証

新規事業成功の可能性を見極めるため、計画の仮説を立てて検証と評価を行います。

実際に顧客にプロトタイプを利用してもらい、リアルな声を参考にしましょう。

ここで望ましい評価を得られなかった場合は、改良を重ねてブラッシュアップしていきます。

実際に顧客に参加してもらうことで、顧客ニーズと新規事業の目指すところが同じ方向を向くようになるはずです。

7. ビジネスモデルの設計

基本戦略を練るのと同時に、その戦略をいかに実現させていくかを設計します。

具体的には、次の3つを明確にしましょう。

  • 収支計画:売上高を推定する
  • 投資計画:どのくらいの開発投資、設備投資が必要か算出する
  • 人員計画:営業組織、技術組織、生産組織など、事業運営のために必要な組織体制をイメージする

このプロセスでは、モノ・カネ・ヒト・情報の流れを具体的にすることが大切です。

「プロセスは分かったものの、うまくできる自信がない」
「自社の状況に当てはめると、どう考えれば良いんだろう…?」

そんなときは、私たち「Pro-D-use」に相談してみませんか?Pro-D-useは伴走型の新規事業開発・収益化支援を得意とするコンサルティング会社です。詳しくは新規事業支援サービスページをご覧ください。

Pro-D-useの新規事業支援サービスの詳細を知る

新規事業の立ち上げのプロセスにおける重要な3つのポイント

新規事業の立ち上げのプロセスにおける重要な3つのポイント

新規事業を成功させるには、

  • 各プロセスで適切な検証を行うこと
  • タイミングを誤らないこと
  • リソースを十分に確保すること

などが必要です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

1. ビジネスフレームワークを活用する

新規事業の事業計画や課題解決の検討が不十分だと、期待した成果を上げるのは困難です。新規事業の立ち上げでは、逐次必要なフレームワークを活用して、十分な分析を怠らないようにしましょう。

新規事業の立ち上げで使えるビジネスフレームワークとしては、以下のようなものがあります。

  • VRIO分析:経営資源の強さを判断するためのフレームワーク
  • ポジショニングマップ:同じ市場の競合と自社を比較するときのフレームワーク
  • 3C分析:自社や競合他社の強み・弱みを見極めるときのフレームワーク
  • MVV:新規事業の理念やビジョンを決めるときのフレームワーク

なお、新規事業を立ち上げた後も、継続的な分析は必要です。業績が芳しくないときはいつ撤退すべきかの判断材料ともなります。

2. プロセスに時間をかけすぎない

市場参入にはタイミングが重要です。各プロセスに時間をかけすぎると、市場のニーズが薄れたり強力な競合他社が現われたりすることがあります。

効果検証を丁寧に行って、失敗のリスクを排除することは間違いではありません。しかし、慎重になりすぎて参入のタイミングを見失わないよう注意してください。

3. 足りないリソースは外部から補う

新規事業に必要なリソースをすべて社内でまかなおうとすると、できることが限られてしまいます。必要であれば、外部リソースを利用することも考えておきましょう。

近年はオープンイノベーションの手法もごく一般的になってきました。必要に応じて専門的な知識やスキルを習得した外部のプロを入れれば、各プロセスの質・スピード感が大幅にアップするでしょう。

あわせて読みたい

絶対失敗しない!新規事業の立ち上げで外注するべき4つの業務

絶対失敗しない!新規事業の立ち上げで外注するべき4つの業務

新規事業の立ち上げで、社外に外注することを検討している方は、こんな疑問や不安をお持ちではないでしょうか? 「外注を考えている。ただ、新規事業の業務の一部を外注することは適切なのだろうか?」「新規事業のメンバーが少ないため新規事業業務を外注し…

新規事業の立ち上げのプロセスはプロに相談して効率化

新規事業の立ち上げのプロセスはプロに相談して効率化

新規事業の立ち上げでは、常に顧客目線でプロセスを踏んでいく必要があります。

顧客のニーズや市場の将来性などを十分に検討して、確実に利益を上げられる事業展開を考えましょう。

新規事業は「なんとなく」で進めると、必ず失敗します。上手くいく新規事業には一定のパターンがあり、それを知らずに新規事業を始めてはいけません。

弊社「(株)Pro-D-use(プロディーユース)」は、“伴走型の新規事業支援” を得意とするコンサルティング会社です。これまで300件以上の新規事業の相談を受け売上10.38倍」「営業利益大赤字→営利23%の黒字化など、多くの実績をあげてきました。

そんな弊社に【新規事業の無料相談】してみませんか?詳しくは下記サービス詳細をご覧ください。
\\ プロに相談して楽になる! //
新規事業サービスはコチラ >>>

\「新規事業の悩み」がスッと軽くなる /

コラム著者プロフィール

岡島光太郎

岡島 光太郎

取締役副社長 兼 経営コンサルタント(Co-founder)

2009年:(株)リクルートに新卒で入社。営業・企画の両面で責任者を務める。
※リクルートではMVPやマネジメント賞など、個人・マネージャー賞を多数受賞。
2013年:(株)データX(旧:フロムスクラッチ)の創業期に転職。営業や新卒・中途採用の責任者を務める。
2014年:アソビュー(株)に転職。その後、営業責任者、新規事業責任者を歴任。
2015年:(株)Pro-D-useを創業。取締役副社長(現任)に就任。

【得意領域】
新規事業の立上げ~収益化、成果を上げる営業の仕組み作り、BtoBのWebマーケティングを主軸とした売れる仕組み作り、DXまで見通したIT・SaaS・業務システムの導入や運用、融資を中心とした資金調達~財務のコンサルティングを得意としている。

【担当業種】
「システム受託開発」「Webサービス」「Tech系全般」「製造」「建築」「販売・サービス」「スクール業」など多岐。

【資格・認定】
中小企業庁認定:中小企業デジタル化応援隊事業認定IT専門家 / I00087391
経済産業省認定:情報処理支援機関 / 第39号‐24060007(21)