経営コンサルティング(プロジェクト)要約
経営課題とプロジェクトの方向性
学ぶべきことを、「べき論」でなく事業承継者に合わせる
多くの場合、社内で事業承継のためのプログラムやノウハウを持つケースは稀で、スキル課題だけではなく、組織内での評判評価や、コミュニケーションなど様々なところで課題が表出しやすい。
ヒロセ技研の廣瀬様の場合、今まで収支・財務に関わる業務がなかったことと、全国に点在している拠点リーダーたちとの協力体制構築はこれからだったため、優先度を高く設計した。
また、座学よりも実践を重視することで、スキルの向上+他の社員と関わる機会の増加によって社内で事業承継を期待される状態を目指した。
人材開発の設計上で大事にした着眼点まとめ
タイトルにもある「良質なミッション×打席数×伴走」を設計上大事にし、Pro D useの役割は、詳細設計と伴走役になることとしてプロジェクトを進めた。
- 良質なミッションとは: 事業承継者の課題や伸ばしたいスキルに紐づくもの、また全社的に重要なプロジェクト
- 打席数とは: 短期で多くの学びが得られることを目的にした、企画する・提案する・決断するといった経験数のこと
- 伴走とは: 1つ1つのミッションに対して、学びを1つでも増やせるように指導したり支えたりすること
当プロジェクトのPro-D-useらしさ
- 事業承継者の強みや課題に合わせた育成プランを設計
- ①座学ではなく“実践”+②現場へ徹底伴走によって成長機会を最大化
- 実践的な伴走をすることで、事業変革を同時に推し進め、社内で事業承継が期待される状態を構築するところまで支援を行う
経営者インタビュー
Pro d use社サービス活用の背景
Pro-D-useさんと出会う以前、経営のことなど右も左も分からないまま一社員から取締役へと就任が決まった私は、役員としてのスキルやノウハウをどう身につければ良いのか判断ができない状態でした。
弊社は当時創業から30年近く変わらず事業内容や社内体制を維持し続けていましたが、30年の間に業界も変化していますし、現在の事業の可能性を図り新しい事業を模索することも必要だと感じていました。
しかし、改善したい部分は見えても自分ではどこからどう手を付けて良いか判断ができず…。専門の経営コンサルティング会社に入っていただき、「会社をより良くしたい」「社会に貢献できる事業にしたい」という思いを形にできればと思ったのです。
経営者から見た「Pro-d-use社の良さ」について
会社の体制や状況を踏まえてプランを作成し伴走
一番の良さは、弊社の体制や状況を踏まえて一緒に考え、伴走してくれるところではないでしょうか。
距離も近いですし、「これをやってみてください」とアドバイスを受けるというよりは、一緒に課題解決に向けて走ってくれている感覚です。かなりスピード感のある取り組みだったのですが、楽しさを感じながら進められたのはPro-D-useさんのおかげだと思います。
印象に残っているのは、3か年計画を立てて実施した全国行脚です。
弊社は全国に拠点があるのですが、当時は各拠点長に運営を委ねていたためそれぞれが別会社のような状態でした。今後は共通の課題や各拠点の特色を理解した上で全体の大きな方針を固めようと、全国の拠点に足を運んでヒアリングを行ったのですがPro-D-useさんも同行してくださったんです。
ベテランの拠点長の意見をリスペクトしつつ、柔軟に、丁寧にヒアリングしていただけたおかげで、真なる課題の発見にもつながりました。
家庭教師の側面+COOの側面
また、採用まわりも力を入れていただきました。社内の年代が50~60代と20代という体制で中間層がいないかったこともあり、30~40代に絞って中途採用を行いました。
会社としては初の営業管理職の中途採用でしたが、採用ノウハウにとどまらず、まるでCOOのように一緒に考え採用をしてくださったおかげで、素晴らしい人材に恵まれることができました。
私はPro-D-useさんに経営コンサルティングを依頼する目的を、次期社長へ向けた自分のサポートのためではなく、会社がより良い状態になるための経営コンサルティングにしたいと当初も今も考えています。小笠原さんと伊澤さんは私の想いをくみ取って下さって、全社課題のプロジェクトに私をアサインして課題解決と育成を両方叶えていく方法を提案してくださいました。
社内の課題が1つずつ解決していくことで社内に新しい風が吹き、社員から会社への希望もふくらんできているように感じます。
まだまだ解決したい課題は沢山あるので、これからもPro-D-useさんに背中を押していただきながら、社会に貢献できるより良い会社づくりを目指したいと思っています。