【製造業の改革_現場視点】
硬直した組織が、なぜ変われたのか?
経営課題とプロジェクトの方向性
採用した管理職者から「社員教育が脆弱で生産性が悪い。全社的なテコ入れが必要では?」との指摘が入り、階層別研修を検討する。
研修内容を社員が受け入れる体制作りや、マネジメントが機能する組織を作ることが求められるプロジェクトだったため、現状や課題の把握からオーダーメイド型で打ち手を導き、変革支援を行う役割としてPro-D-useに白羽の矢が立った。
当プロジェクトのPro-D-useらしさ
1. 研修を含む組織改革プロジェクトと捉え、広い視野で打ち手を講じた
2. 敢えて小さい変化の打ち手を提案し、変化を嫌う硬直した組織を動かした
担当者である木村様と金子様へインタビュー
Pro-D-use社活用の背景
弊社は70年以上の歴史があり、昔からの慣習や文化を重んじる保守的な企業文化が根付いていました。業務自体は回っていますが、新人をはじめとする各段階に適した階層別の教育や、キャリアアップの基準など、蓋を開ければ属人的で曖昧なことばかり。
会社が大きくなるにつれて、新人が早々に辞めてしまったり、目指すべき指標がないまま育ち、いざ役職に就いても必要なスキルが足りなかったりと、課題が浮き彫りになってきたんです。
しかし、会社全体が新しいチャレンジを苦手としていて、パッケージ型の教材や研修をいきなり取り入れたところで拒否反応を起こしてしまう。それなら直接見てもらったうえで話し合いをしながら進められるコンサルタントが良いのではないかということで、Pro-D-useさんに依頼をしました。
Pro-D-use社の良さ
複合的な課題を一気に解決
一番良かったのは、課題を伝えると私たちでは思いつかなかった手法を提案してもらえたことですね。
やはり昔ながらのやり方で進めているので、組織も社員たちも思考が硬直化していて、凝り固まった考えをしてしまうことが多いんです。Pro-D-useさんは、そこに新しい風を通してくれました。
弊社は製造業なので、入社すると製造ラインに入り一日1000個単位の作業をかなりのスピードで行います。
入社前に説明はしているものの、量もスピードも経験がないとイメージはできない。すると入社して「こんな仕事だと思わなかった」とミスマッチが起き、早々に辞めてしまうことも少なくありませんでした。
しかも、新人教育は属人的で、共通のマニュアルを作ろうにも「ここの微妙な匙加減は説明できない」などと壁が立ち塞がりなかなか進まない。
そんな状況を見たPro-D-useさんが、作業の流れを動画で撮影することを提案してくれました。
採用時のミスマッチも減ったうえに、入社前から作業を具体的にイメージできるので戦力化が早い!マニュアルも動画だと齟齬が起きにくく、安全面の強化という意味でも役立っています。
自ら潜り込んで探る、この会社に「活きる」手法
メインで行っていただいた階層別研修は、Pro-D-useさんがコンテンツを作ってくださいました。パッケージ型の教材や研修は、変化を望まない現場の人間に提示しても響かず浸透しません。
Pro-D-useさんはほぼ全社員とマンツーマンで面談をし、経営目線だけではなく「現場目線」も持ち合わせたうえでコンテンツを組み立ててくれています。おかげで、今の弊社に必要な「活きる研修」になっているのではないでしょうか。
新入社員用のプログラムも組んでくださり、入社後にPro-D-useさんと面談をし、若手の率直な意見も吸い上げてもらっています。また、社員の人生キャリアについての面談を行ったことも。
普通のコンサルティング会社となると、なかなかこうはいきませんよね。
細かい部分までPro-D-useさん自身が入り込み、幅広い視点からテコ入れしてくださった結果、保守的な社員たちが重かった腰を上げて歩き出してくれた。これはPro-D-useさんのおかげで得た最大の成果です。
会社が動きやすくなってきたので、これから一緒に大きな変化を生み出したいと思っています。