【製造業の改革_社長視点】
硬直した組織が、なぜ変われたのか?
経営課題とプロジェクトの方向性
採用した管理職者から「社員教育が脆弱で生産性が悪い。全社的なテコ入れが必要では?」との指摘が入り、階層別研修を検討する。
研修内容を社員が受け入れる体制作りや、マネジメントが機能する組織を作ることが求められるプロジェクトだったため、現状や課題の把握からオーダーメイド型で打ち手を導き、変革支援を行う役割としてPro-D-useに白羽の矢が立った。
当プロジェクトのPro-D-useらしさ
1. 研修を含む組織改革プロジェクトと捉え、広い視野で打ち手を講じた
2. 敢えて小さい変化の打ち手を提案し、変化を嫌う硬直した組織を動かした
経営者である遠藤様へインタビュー
Pro-D-use社活用の背景
会社というのは、上司が部下へ適切な指示を出し、部下がそれを受け入れることで回っていく。縦と横の連携がバランスよくとれているのが理想の姿だと思います。
しかし弊社の実態は、上司が適切な指示が出せておらず、部下も適切に動けていない。まずは階層別に教育をして、本来あるべき姿に変えていかなければならないと思っていました。
ところがいざ自分でメスを入れてみたものの、昔ながらのやり方を続けてきた社員たちは拒否反応を起こしてしまい、全く受け入れてくれなかったんです。これは外から誰かに入って変えてもらうしかないなと思い、Pro-D-useさんに依頼をしました。
Pro-D-use社の良さ
連続的な“小さな変化”が、会社変革の大きなポイントだった
会社全体を巻き込んでいくプロセスが良かったですね。
担当のPro-D-useさんがまず行ったのは、全社員との面談。
さまざまな立場の社員から客観的に話を聞いてくださって見えてきたのは、圧倒的なコミュニケーション不足でした。そして、新しい変化に苦手意識がある人が多いということ。面談を受けて、Pro-D-useさんは拒否反応を起こさない程度の「小さな変化」を提案し続け、会社を良い方向へと動かしてくれたんです。
一つひとつは地道で小さくても、社員たちはハードルが低いのでチャレンジできる。すると小さな成功体験が生まれて、また次、次…と階段を上り始めます。この小さなステップアップをくり返しているうちに、変化を受け入れられない人の方が少数派になってくる。
あんなに変化を嫌がっていた社員たちが、Pro-D-useさんの提案なら聞くようになってきたのを感じた時に、「これは良い方向に向かうな」と光が見えてきました。
小さな歯車が会社を大きく動かす
普通のコンサルタントなら「この課題にはこの打ち手」という定型パターンの中から合いそうなものを選択して推し進めていきますが、Pro-D-useさんがこだわるのはあくまでも結果。自ら選んだやり方にも固執せず、「うちの会社には合わなそうだな…」と思ったらすぐにストップして次の一手を考えてくれます。
資料も何時間もかけて仕上げた仰々しいものではなく、ニュアンスが伝わる端的なもので、分かりやすくてスピードも速い。この次から次へとトライしていくスタイルが、うちには合っていたんだと思いますね。
長年の慣習を変えるには、立場の違う社員たちの間で絶妙なバランスをとりながら心理的ハードルを下げ、時間をかけて調整しなければなりません。
会社の懐にすっと入り込んで、じわじわと少しずつ、着実に動かすためのエッセンスを仕込み続ける。そしてそれは、最終的に大きな変化を生む。Pro-D-useさんはそんなコンサルティング会社なのではないでしょうか。