経営者に必要な「判断基準3点」と「5つの軸」、判断ミスの共通点とは?

経営者に必要な「判断基準3点」と「5つの軸」、判断ミスの共通点とは?
    • 経営ノウハウ
  • 2022年5月19日

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ポイント

経営判断を1人でしていく自信がない…

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そろそろ、経営の判断をしてくれる右腕が欲しい…

経営者や事業者の場合、毎日経営について何かしらの判断を行っていることと思います。その判断が正しいのか、もしかしたらよくない方に向かっているのか、不安になったことはありませんか?

正しい方向に企業経営の舵を取るためには、経営者の判断基準が重要です。

経営の安定化を目指すにあたって、経営者が経営に関するすべての事柄をワンマンに決定してしまったり、逆に従業員に責任を転嫁してしまったりというようなことは避けなければなりません。

けれど、経営に必要な判断基準が曖昧な方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、経営者に必要な判断基準や、判断の軸について解説します。あわせて、判断を誤りやすい経営者の共通点も紹介します。

この記事を読み終えると、こんなことが実現できます

  • 経営に必要な判断基準を理解し、適切な判断を行うことができ経営を安定させることができる。
  • 判断基準の軸や間違いを知り、経営が不安定になるようなリスクをあらかじめ避けることができる。

それでは早速、読み進めていきましょう。

経営者に求められる判断基準とは

経営者に求められる判断基準とは

ここではまず、経営者に求められる判断基準について考えていきます。

経営者が安定した企業経営を行うにあたって、求められる判断基準には次の3つが挙げられます。

◇経営者に求められる判断基準3つ

  1. 高級志向でアッパーニッチな路線を狙う
  2. 自分の目で見て判断する
  3. プラスの分野に視点をあわせる

以下、具体的にこれら3つの経営者に求められる判断基準をご紹介します。

1. 高級志向でアッパーニッチな路線を狙う

商品開発を進めるなら、経営者はなるべく高級志向の路線から狙っていくのがよいでしょう。

はじめに設定する商品価格は、顧客の印象に大きくかかわります。

商品の価格を低く設定しすぎると、将来的に価格を下げても顧客がお得感を感じにくくなってしまうでしょう。

マーケットの幅広さで考えるのであれば、高級・高付加価値ゾーンのすき間でもあるアッパーニッチな路線の商品開発がおすすめです。

2. 自分の目で見て判断する

経営に迷った場合は、必ず自分自身の目で見て判断しましょう。

判断が難しいときに、インターネットの情報や他人から聞いた需要を参考にする人もいますが、あくまでも参考程度に留めるべきです。

経営者として、普段から自分で現場に足を運び、現状を確認してから決定するよう、心掛けましょう。

自分の目で見て判断する経験の積み重ねによって、経営判断にも自信が持てるようになっていきます。

3. プラスの分野に視点をあわせる

経営者が常にマイナス方向にばかり目を奪われていると、事業の長所に気づけず、「何をしてもうまくいかない」という気分に陥ってしまうかもしれません。

しかし、経営者は、事業がマイナスの方向に向かっているときほど、プラスの分野に視点をあわせる必要があります。

マイナスが目立つときほど、業績のよい分野に目を向けましょう。

経営者に求められる判断基準の軸

経営者に求められる判断基準の軸

それでは、経営者に求められる判断基準の軸にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、次の5つの軸について取り上げます。

◇経営者に求められる判断基準の軸5つ

  1. 最終判断を他人に委ねない
  2. 数値上満足できるレベルを意識する
  3. すべてに完璧を求めない
  4. 自社が目指す本来の姿を意識する
  5. 経営に必要な2つの判断基準を身につける

以下、具体的にこれら5つの経営者に求められる判断基準の軸について説明します。

1. 最終判断を他人に委ねない

1. 最終判断を他人に委ねない

経営を行っていくうえで、判断に迷うシーンはたくさんあるでしょう。

その際、周囲の人々の意見を聞くこともあるかもしれません。

しかし、その際の周囲の意見はあくまでも参考までに留めましょう。最終的な判断を他人に委ねてはいけません。

他人任せの経営にならないよう、経営者自身による判断を心掛けるべきです。

2. 数値上満足できるレベルを意識する

2. 数値上満足できるレベルを意識する

経営判断を行う際は、数値的に満足できるレベルを目指しましょう。

稼働率の調整や生産量の増減などを細かく確認し、数値上満足できるレベルを設定するのがおすすめです。

3. すべてに完璧を求めない

3. すべてに完璧を求めない

すべてにおいて完璧な経営を求めるのはおすすめできません。経営を行ううえでは、最低限のレベルを設定することも大切です。

過度に完璧を求めると、失敗を恐れるあまり経営判断を誤ってしまうこともあります。

正常な判断力を維持するためにも、最低限「ここまでできていればよい」という基準も作っておきましょう。

4. 自社が目指す本来の姿を意識する

4. 自社が目指す本来の姿を意識する

企業経営を行っていくうえでは、新規事業や新商品についての経営判断が必要となることもあります。このとき大切なのが、自社が目指す姿をしっかり意識することです。

時代の流れに沿った、世の中の需要に応える商品・サービスを追求するだけでなく、自社の強みが活きるかどうかを見極めましょう。

5. 経営に必要な2つの判断基準を身につける

5. 経営に必要な2つの判断基準を身につける

経営がうまくいくためには、次に挙げる2つの判断基準を身につける必要があります。

経営に必要な判断基準には「論理的基準」と「非論理的基準」の2つです。

以下、これら2つの基準について具体的に説明します。

論理的基準

論理的基準とは、目で見て確認し、理解できる基準のことを指します。過去や現在の会社経営に関する数字を分析することで、将来的な予測につなげることも可能です。

詳細な数字を経営の判断基準とすることで、より正確な経営判断へとつなげることができます。

非論理的基準

非論理的基準とは、目で見て確認できない、理解できない基準のことを指します。具体的には、義理や道徳、商習慣や紳士協定といったモラルに属する基準のことです。

非論理的基準が明確な企業を目指すことで、高い付加価値を持つサービスを顧客に提供できるようになるでしょう。逆に、非論理的基準を無視して事業を展開すれば、企業自体の評価に悪影響が出ます。

判断を間違えやすい経営者の共通点

判断を間違えやすい経営者の共通点

それでは、判断を誤りやすい経営者にはどのような共通点があるのでしょうか。

ここからは判断を間違えやすい経営者の共通点について紹介します。

◇判断を間違えやすい経営者の共通点

  1. 現場の声を聞かずに仕事を進める
  2. 会社の方向性を現場に委ねる

以下、具体的にこれら2つの「判断を間違えやすい経営者の共通点」について説明します。

1. 現場の声を聞かずに仕事を進める

判断を間違えやすい経営者の特徴として、「現場の声を聞かず自分の判断だけで仕事を進める」という点が挙げられます。

以前は、こうしたワンマンスタイルが珍しくありませんでした。しかし、外部の情報を簡単に手に入れられる現代では、こうしたスタイルが通用するとは限りません。

ごく狭い範囲の情報だけで判断することで、結果的に経営判断を誤ってしまうケースもあります。

現場の声を経営に反映すれば、会社の成長につながるでしょう。実際、業績が伸びている会社は、経営者が現場から寄せられる声に耳を傾けている傾向にあるようです。

現場の声をきちんと取り入れ、次のサービスを生み出すヒントを上手に活用することが、正しい経営判断をするために重要な要素といえます。

2. 会社の方向性を現場に委ねる

経営者は、「従業員の判断を尊重しすぎる」のもよくありません。社員の声に耳を傾ける姿勢は大切ですが、あまりにも従業員の判断を尊重しすぎると、会社の方向性まで現場に委ねることになってしまいます。

場合によっては、従業員の声を反映させるために多数決を取ることもあるでしょう。しかし、最終的な責任は経営者が取るということを忘れてはいけません。

従業員の意見を尊重するゆとりを持ちつつも、経営者として最終的な判断を下し、責任の所在を明確にする必要があるのです。

経営における悩みと具体的な解決方法は?

経営における悩みと具体的な解決方法は?

経営者が具体的な経営判断を行っていく上で、経営者が抱える悩みにはさまざまなものがあるでしょう。

ここでは、経営者が抱える主な悩みを取り上げ、どのような解決方法をとるべきかについて紹介していきます。

◇経営者が抱える主な悩み

  1. 売り上げの不振
  2. コストの増加
  3. 優秀な人材不足
  4. 労働力不足
  5. 経営戦略の立案が難しい

以下、具体的にこれら経営者が抱える悩みの解決方法について説明します。

1. 売り上げの不振

1. 売り上げの不振

提供するサービスの需要の変化、原材料価格の高騰といった要因を受けて起こる売り上げの不振は、企業の業績に大きな影響を及ぼします。

売り上げの不振を解決するためには、同業他社の売り上げ状況や、類似の業界の動きを分析することが大切です。

また、従来のサービスの改良点を見つけることも求められます。消費者に対してアンケートを実施するなどして、自社に対するニーズをしっかり捉え直しましょう。

2. コストの増加

2. コストの増加

コストの増加が利益の不振につながる可能性もあります。コストの増加によって、従業員の負担が増えることは避けなければなりません。

従業員の給与や人員の充足度といった要素は、従業員の意欲に大きな影響を及ぼします。

従業員にしわ寄せがいかないよう、日頃から経費節約の意識をもち、コストの削減を目指しましょう。コストの増加が避けられない場合は、無理のない範囲で従業員の協力を仰ぐことも大切です。

3. 優秀な人材不足

3. 優秀な人材不足

採用活動をするものの、優秀な人材がなかなか集まらないというのも経営者の抱える悩みのひとつでしょう。

どうしても人材が集められない場合、業務の一部委託を検討してもよいかもしれません。

4. 労働力不足

4. 労働力不足

労働力が不足すると、疲労による従業員のパフォーマンス低下につながります。残業代の支払い増加など、企業側にもコストが発生する課題です。

労働力不足を解決するには、まずは従業員同士のチームワークの見直しをおすすめします。並行して、業務の効率化、パートやアルバイトの雇い入れも進めましょう。

5. 経営戦略の立案が難しい

5. 経営戦略の立案が難しい

経営戦略は、企業が利益を生み出すために必要です。しかし、経営戦略の重要性は実感しつつも、立案の難しさに悩む経営者が多いようです。

経営戦略を立案する際は、経営者自身が今後、どのような方向性で経営を続けていきたいのかをはっきりとさせることが大切になってきます。

外部の専門家からの意見も取り入れながら、詳細な経営目標をたてていき、最終的な経営戦略の作成につなげましょう。

また、経営戦略は従業員との共有をおすすめします。そのうえで、企業全体での目標達成を目指しましょう。

経営者が判断を間違えるリスクと対策

経営者が判断を間違えるリスクと対策

ここまでの説明で、経営者一人で判断を背負い込み、結果的に経営判断を間違えたことによって、経営が不安定になってしまうというリスクが潜んでいるということがおわかりいただけたのではないでしょうか。

そのためにも、迷ったときは、経営者一人ですべてを決定するのではなく、あらかじめ次のような対策をとることが重要です。

◇経営者がとっておくべき対策

  • 会議などを開き、従業員や役員の意見を聞く
  • もともとの経営理念が実現できるか確認する
  • 利益を中心として最終的な判断を行う

【まとめ】経営者に必要となる考え方を知り経営の安定化を目指そう

【まとめ】経営者に必要となる考え方を知り経営の安定化を目指そう

今回は、経営者に求められる判断基準の考え方5つのポイントについて紹介しました。

会社の責任者が経営についてどのような判断をするかによって、経営の安定度は大きく変わります。

経営者は自分の意見だけに固執せず、従業員の意見も取り入れながら、経営を進めることが大切です。

その際には、本来の経営理念が実現可能かどうか、また、同時に利益の追求も可能かどうかを念頭においたうえで、判断を下すとよいでしょう。

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コラム著者プロフィール

岡島 光太郎

岡島 光太郎

取締役副社長 兼 経営コンサルタント(Co-founder)

事業の「急所」を突き、収益構造を再構築する。
実務と経営を知り尽くした、現場主義の戦略家。

経営における課題は、決して単一の要素では生じません。
営業、マーケティング、財務、システム…。すべてが複雑に絡み合う中で、ボトルネックを的確に見極め、最短距離で解決へ導くこと。それが私の使命です。
私はリクルート等の大手企業における組織マネジメントと、急成長ベンチャーの創業期という「カオス」の両極を最前線で経験しきました。机上の空論ではなく、血の通った実務経験に裏打ちされたコンサルティングで貴社の事業成長を力強くご支援します。

■専門性と実績:収益最大化へのアプローチ
私の強みは、部分最適ではなく「全体最適」の視点にあります。株式会社リクルートでは営業・企画の両面で責任者を務め、MVPほか多数の受賞歴が証明する通り「売る力」を極めました。その後、データXやアソビューといった有力企業の創業・拡大期において、組織作りから新規事業の収益化、マーケティング、事業企画までを牽引。

これら現場叩き上げの知見をベースに、現在は以下の領域をワンストップで支援しています。
▼専門・得意領域
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新規事業の0→1立ち上げから、Webマーケを連動させた「勝てる組織」の仕組み化。

|DX/業務基盤の刷新|
業務プロセスを可視化し、SaaSやITシステム導入による生産性の抜本的向上。

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■仕事の流儀
「コンサルタントが入ってレポートを出して終わり」という関わり方はいたしません。経営者様の隣で、時には現場の最前線で、貴社の社員以上に貴社の利益にコミットします。
戦略を描くだけでなく、現場が自走できる状態になるまで徹底的に伴走いたします。

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