自社の業績向上について、下記のようなお悩みを抱えていませんか？
「どうして業績が下がっているのか明確な原因がわからない…」
「会社の業績を向上させたいが、どうすればいいのか具体的な方法がわからない…」
「自社の現状にどのような取り組みが適切なのかわからない…」
業績を上げたいと思っているものの、業績が低い原因や具体的な方法がわからず、なかなか改善に踏み込めていない方もいるでしょう。業績を向上させるには、まず自社の現状を把握し、それに合った取り組みを長期的な視点で行っていくことが大切です。
筆者は「株式会社Pro-D-use」という業績アップに強い経営コンサルティング会社を経営しており、これまで多くの中小・中堅企業の業績アップを支援してきました。
本記事では、営業・販売不振からの業績アップ支援を得意とする筆者が、下記の内容を丁寧に解説します。
▼この記事で解説すること
- 業績を向上させる具体的な取り組み
- 業績が上がらない主な原因
- 業績向上に必要なポイント
「業績低下に危機感を覚えている」「なんとかして自社の業績を向上させたい」とお考えの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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業績向上の具体的な取り組み10選
企業の業績を向上させる具体的な方法としては、次のような取り組みが挙げられます。
◆ 業績向上に効果がある10個の具体的な取組み
- 目標やビジョンを明確にする
- 経営戦略・営業戦略を見直す
- 業務フローを見直す
- 製品・サービスの価値を明確にする
- 顧客満足度を調べる
- コミュニケーションが取りやすい職場環境を心がける
- 情報共有を強化する
- 適材適所の人材配置をする
- 適切な人事評価と定期的なフィードバックを心がける
- 業績向上に強い経営コンサルタントに入ってもらう
それぞれの取り組みについて、詳しく見ていきましょう。
取り組み1. 目標やビジョンを明確にする
目標やビジョンが曖昧な場合、企業の方向性が定まらず、経営者と従業員の認識にズレが生じる可能性があります。そのため、組織全体に目標やビジョンが浸透していない場合は、それらを明確にするところから始めましょう。
目標やビジョンが明確になれば、組織全体の方向性が定まり、達成に向けて個人・チームが行動しやすくなります。
また、新たに目標やビジョンを設定する際は、組織の現状からかけ離れていないかを意識しましょう。あまりに非現実的な目標やビジョンを設定すると、全体のモチベーションが低下する恐れがあります。
取り組み2. 経営戦略・営業戦略を見直す
社会情勢や取引先の状況、顧客ニーズなど、企業を取り巻く環境は常に変化し続けています。そのため、定期的に経営戦略や営業戦略を見直し、必要に応じて改善することが大切です。
経営戦略は目標達成に向けた企業全体の戦略、営業戦略は経営戦略で定められた方針のなかで、特に営業に関する目標を達成するための具体的な戦略を指します。
自社を取り巻く情報を把握するのに役立つ「3C分析」や、企業の競争力を評価するのに役立つ「SWOT分析」などのフレームワークを活用し、定期的に経営戦略・営業戦略を見直しましょう。
取り組み3. 業務フローを見直す
業務フローの見直しも、業績向上に効果的です。業務の無駄を省いたり、ITツールを活用したりすることで、生産プロセスや業務プロセスを効率化できます。
また、営業担当によって営業の仕方にばらつきがある場合は、営業プロセスを標準化するのもオススメです。顧客管理の方法や優先順位の判断方法、営業の順序などを標準化することで、営業力の底上げができるでしょう。
取り組み4. 製品・サービスの価値を明確にする
数多くの製品・サービスのなかから顧客に自社を選んでもらうには、競争力を高める必要があります。そこで重要となるのが、製品・サービスの価値の明確化です。
顧客は、製品やサービスが「どのように役立つのか」「悩みを解決してくれるのか」という部分に価値を感じます。自社の製品・サービスの価値を明確にし、どのようなメリットがあるのかを顧客にアピールすることで競争力を高められるでしょう。
取り組み5. 顧客満足度を調べる
顧客満足度を調べ、ニーズに応じて改善することも、業績向上につながります。営業活動で得た顧客の声を反映させるのもよいでしょう。
顧客満足度が高ければ、既存顧客は再びその企業やブランドを選びやすくなります。リピーターが増えれば新規顧客を獲得するためのコストを抑えられるため、結果的に業績向上や安定化につながります。
また、既存顧客がSNSなどで製品・サービスを紹介することで、新規顧客の獲得につながる場合もあります。
取り組み6. コミュニケーションが取りやすい職場環境を心がける
従業員が安心して自分の意見や考えを発言できるよう、職場環境を整えることも大切です。
風通しのよい職場は従業員が安心感を得やすいため、ストレス軽減やモチベーション向上につながります。職場全体のモチベーションが向上すれば、全体的な生産性も高まり、業績向上につながるでしょう。
また、このような職場環境では離職率の低下も期待できます。優秀な人材が長く働き続けることは、企業の業績向上や競争力アップに大きく貢献するでしょう。
取り組み7. 情報共有を強化する
組織内の情報共有を強化し、従業員同士の積極的なコミュニケーションを促すのも大切です。
コミュニケーションが活発な職場は、従業員間で情報やアイデアがスムーズに共有されるため、業務効率がアップし、結果的に業績向上につながります。
具体的な取り組みとしては、ITツールの活用による情報共有のシステム・ルールの統一や、定期的なミーティングの実施などが挙げられます。
取り組み8. 適材適所の人材配置をする
人材配置を変えることで、業績向上につながる場合もあります。
人材配置が適切に行われているかわからない場合は、従業員アンケートや中間管理職へのヒアリングを実施し、現場の声を把握するのがオススメです。
適材適所の人材配置をすることで、従業員のモチベーション向上や組織力の底上げが期待でき、結果的に業績向上につながるでしょう。
取り組み9. 適切な人事評価と定期的なフィードバックを心がける
優秀な成果を挙げていても、適切に評価されなければ従業員のモチベーションは低下します。従業員のモチベーションを高めるには、適切な人事評価と定期的なフィードバックが欠かせません。
成果を挙げた従業員は適切に評価し、賞与や昇給などの待遇に反映させることが重要です。適切な人事評価を行うことで、業務に対するモチベーションアップが期待できます。
また、人事評価とあわせて定期的なフィードバックを行うのも効果的です。成果と課題を確認し、今後の目標や方向性を定める時間をとることで、従業員のモチベーションを向上させられるでしょう。
従業員のモチベーション向上については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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取り組み10. 業績向上に強い経営コンサルタントに入ってもらう
経営コンサルタントに現場に入ってもらうのもオススメです。経験や知見が少ない会社の場合、自社だけで業績が低い原因を特定し、業績向上に取り組むのは難しいといえます。
そのような場合は、業績向上に強い経営コンサルタントに相談し、現場に入ってもらいながら取り組みを進めていくのがオススメです。業績向上に詳しいコンサルタントに支援してもらうことで、より効率的に業績向上を進められるでしょう。
（株）Pro-D-useは、経営者や管理職が抱える悩みに寄り添い、業績向上を始めとした経営コンサルティングを行っており、これまでに以下のような課題をコンサルティングしてきました。
◆（株）Pro-D-useに寄せられる業績向上の課題
- 業務に無駄が多い
- ITツールの活用方法や自社に合ったツールの選び方がわからない
- 営業力を強化したい
- 営業・販売スタッフの質にムラがある
- スタッフによって、大きくモチベーションに差が出ている
- 離職率が高い
業績向上に関する経営コンサルティングの詳細については、以下のページからチェックしてみてください。
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自社の業績が上がらない5つの原因
自社の業績が上がらない原因としては、主に以下の5つが考えられます。
◆ 業績が上がらない5つの原因
- 企業戦略に問題がある
- 新規顧客を獲得できていない
- 顧客満足度が低い
- 従業員のモチベーションが低い
- 業務フローが非効率的
それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
原因1. 企業戦略に問題がある
企業戦略に問題があると、業績はなかなか上がりません。具体的には、以下のような問題が挙げられます。
▼ 問題のある企業戦略の例
- 市場分析が適切にできていない
- ターゲットがズレている
- 競合分析ができていない
このように、根本的な方向性がズレていると、企業の本来の力を最大限に発揮できません。そのため、売上や利益を上げられなくなり、結果的に業績が上がらないのです。
原因2. 新規顧客を獲得できていない
新規顧客を獲得できていないことも、業績が上がらない原因の一つといえます。
業績向上には、新規顧客の獲得が大きく影響します。新規顧客を獲得できないと市場シェアの拡大ができず、自然に離れていく一定数の顧客を補えなくなり、結果的に業績が低下する可能性があるでしょう。
原因3. 顧客満足度が低い
顧客満足度が低いのも、業績が上がらない原因の一つです。
顧客満足度が低いと、リピート購入が減って売上に影響を与える可能性があります。また、悪い口コミが広がれば、売上が大きく下がるだけでなく、新規顧客の獲得も難しくなるでしょう。
原因4. 従業員のモチベーションが低い
従業員のモチベーション低下も、業績が上がらない原因の一つといえます。業績向上には、従業員のモチベーションが高く、経営者と従業員が同じ方向性であることが欠かせません。
しかし、企業の方向性が定まっていなかったり、組織体制が整っていなかったりすると従業員の不信感が高まり、モチベーションの低下や離職率の上昇につながる恐れがあります。
従業員のモチベーションが低いと、生産性が低下したり、製品・サービスの質が低下したりする可能性があるため、結果的に業績が上がらない状況を引き起こします。
従業員のモチベーションについては、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
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原因5. 業務フローが非効率的
従業員のモチベーションが高くても、業務がスムーズに進まなければ業績向上は難しくなります。
業務に無駄が多ければ時間や人件費が多くかかるため、業績が向上しづらくなるのです。本来の業務以外にやることが多い場合は、業務フローの見直しを行う必要があるでしょう。
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業績向上のため、自社にあった具体的な取り組みを実行しよう！
本記事では、業績向上の具体的な取り組みや、業績が上がらない原因について解説しました。
業績を向上させるための具体的な取り組みは、次のとおりです。
◆ 業績向上に効果がある10個の具体的な取組み
- 目標やビジョンを明確にする
- 経営戦略・営業戦略を見直す
- 業務フローを見直す
- 製品・サービスの価値を明確にする
- 顧客満足度を調べる
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