日本の中小企業のシンプルな課題

日本の中小企業のシンプルな課題
    • Pro-D-useについて
  • 2016年7月10日
ポイント

良い商品を作っているのに、なぜか売れない。なぜだろう…

ポイント

最近、色んな商品やサービスで日本製よりも海外製をよく見るようになった。日本企業は海外の商品より良くないのかな?

Pro-D-useの岡島です。弊社も会社を立ち上げて、もうすぐ6年が経ちます。

6年の間で、弊社のサービスに共感をしていただけるお客様が少しずつ増えて来ていることを非常に嬉しく思います。

と同時に、このWebサイト内では伝えきれない「弊社の想い」や、私たちは普通だと思っているけれど、日々お客様から「それ、目から鱗の情報だよ」と言っていただける情報もたくさんあることを実感しています。

そこでこのブログでは、Webサイト上では表現しきれない想いやお役立ち情報などを発信していきたいと思います。

今回のテーマは「日本の中小企業が抱える課題点」です。

このテーマを一緒に見ていきながら、お客様から良くいただく質問「弊社のミッションビジョンの由来」を簡単に事例を交えてまとめていきたいと思います。

この記事を読めば、こんなことが実現できます。

  • 最高の商品を作っている中小企業がなぜ売れなくて、倒産してしまうのかが理解できた。
  • Pro-D-useのミッションやビジョンを理解することができた。

それでは、早速読み進めて行きましょう。

なぜか売れない日本の中小企業の最高の商品

なぜか売れない日本の中小企業の最高の商品

世の中には、素晴らしいのに「なぜか」発見されずに埋もれている商品やサービスってたくさんありますよね。

私にもこんな経験があります。

私の父親は北海道のむかわ町という、地名をお伝えしても「ん?どこにあるの?」と言われる地域の出身です。

むかわ町は少子高齢化が進み、10年以上も前に市区町村合併を行った北海道南部に位置する小さな町です。

今でもそうですが、10年前でも町中を歩いていても若い人に会うことは滅多にありません。

正直、日本国内であってもあまり知られていない町なのですが、実はとても素晴らしいサービスを持っている会社もありました。

私が中学生の頃、当時健在だった北海道の祖父に連れられ、とある工場に行ったことがありました。

その工場は、70歳ほどの職人気質の2代目社長が経営しており、(その社長曰く)日本一小さく質の高いネジを製造している会社でした。

印象的だったのは、私が社長に「スゴいね!日本一って!」と興奮しながら話した時に社長から言われた一言です。

(社長)「スゴいだろ?でもねコレ、全然売れないんだよね。」

この一言に衝撃を受けたことを、今でも鮮明に覚えています。

その翌年、再度、祖父にその会社のことを聞きましたが、潰れてしまったということを寂しそうに教えてくれました。

原因は、後継者の不在業績不振でした。

今思うと、”日本一小さく質の高いネジ”であれば使いたいと思う国内企業、もしくは世界規模で探せばそのネジを必要としている会社は溢れるほどありそうなのに、です。

しかし、極小で品質の高いネジ作ることが上手なその会社は、優れた製品・技術を持っているにも関わらず、それを世の中の人に知ってもらうことができずに潰れてしまいました。

その製品で幸せになれる会社や人はたくさんいたはずなのに、製品を提供している会社は認知してもらう方法が分からず、また、そんな製品を探していたであろう会社は製品を探す方法を知らなかったのです。

中小企業庁の「中小企業白書」によると、1990年代迄は大企業からの受注生産・加工を事業の中心にしても会社は成り立っていたようです。

つまり極端な話ですが、市場の開拓(顧客のニーズ調査・把握、顧客獲得)は大企業が行ってくれて、中小企業は大企業からの発注を待っていれば良かったのです。

しかし日本の中小企業は、グローバル化により海外に仕事が流れ、少子高齢化が進み日本の市場が縮小している状況に晒されています。

この状況下では、今まで培ってきた良いものを創造する・磨き上げて更に良くしていくという得意分野と合わせて、その技術やサービスを直接市場にアピールしていくということが、もう既に求められています。

そして、先んじて動いた中小企業とそうでない中小企業との間に、大きな収益の差が出てきていることも事実なのです。

また、これも中小企業庁から出ている「倒産状況」というデータですが、倒産した理由のほとんどが販売不振によるものだということが分かっています。

厳密な話をしていくと、その会社が対象にしている市場・商圏・競合・自社状況など多くの要因はあるものの、一様に資金繰り等の会社経営が下手というわけではなく、商品と消費者との接点の見つけ方、また売り出し方がまだ不得手なのだろうと推測ができます。

商品を作り・売りたい側と、その商品を(潜在的に)欲しい側、両者が出会えなかっただけで、その先に待っている面白い仕事や人と人との出会いが生まれないことがなんと勿体ないことか。

我々はこんな勿体ない現状を少しでも減らし、素敵なマッチングを増やせるよう、そして、そのマッチングで幸せになる人が少しでも増やせるように、世界の適材・適所を実現したいと思っております。

Pro-D-useミッション「世の中に散らばる個性の”適材・適所”を実現する」

日本を世界から憧れを集める国へ

日本を世界から憧れを集める国へ

世界規模で適材・適所を実現したいと思っている弊社ですが、自分の身内の適材・適所すら実現できないのでは世界規模を語っても現実味がありません。

そこでまずは自分たちの身内を”日本”と定義し、日本国内の中小企業や個人事業主の方々とそのサービスや力を欲している会社や個人を繋ぎ、日本国内での適材・適所を実現して日本経済の活性化を図っていきたいと思っております。

そしてこれを実現することにより、日本が世界の国々から憧れを抱かれるような国にしていきたいと思っています。

  • 「日本に旅行をしていたい」
  • 「日本で学んでみたい」
  • 「日本で働いてみたい」

または、

  • 「日本の●●という企業と話をしてみたい」
  • 「日本にいる●●さんという人と仕事をしてみたい」

といった世界からの具体的なニーズを引き出せるようになると、もっとワクワクするような出会いやコラボレーションが生まれていくのだと我々は信じています。

Pro-D-useビジョン「日本を世界No,1の国へ」

まとめ

このブログを見て頂いている経営者の方の中にも、自社のミッションビジョンに強い想いを込めて経営をされている方も多いかと思います。

弊社も自分たちのミッションビジョンに強い拘りを持って会社を立ち上げました。

クライアント様であってもそうでなくても、弊社に共感をいただき仕事をご一緒できる方が増えてくるとこんなに幸せなことはないですね。

私たちは日々、自分たちの想いを胸に抱きながら、社会やクライアント様に向き合って世の中に貢献していきたいと強く思っております。

中小企業の経営者の方で、経営や新規事業、事業承継の悩みも含めて、非常に煩雑で難しい新規事業の企画・立ち上げ、推進や収益化でお困りの際は、ぜひ一度、私たち株式会社Pro-d-useにご相談(無料)ください。

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コラム著者プロフィール

岡島 光太郎

岡島 光太郎

取締役副社長 兼 経営コンサルタント(Co-founder)

事業の「急所」を突き、収益構造を再構築する。
実務と経営を知り尽くした、現場主義の戦略家。

経営における課題は、決して単一の要素では生じません。
営業、マーケティング、財務、システム…。すべてが複雑に絡み合う中で、ボトルネックを的確に見極め、最短距離で解決へ導くこと。それが私の使命です。
私はリクルート等の大手企業における組織マネジメントと、急成長ベンチャーの創業期という「カオス」の両極を最前線で経験しきました。机上の空論ではなく、血の通った実務経験に裏打ちされたコンサルティングで貴社の事業成長を力強くご支援します。

■専門性と実績:収益最大化へのアプローチ
私の強みは、部分最適ではなく「全体最適」の視点にあります。株式会社リクルートでは営業・企画の両面で責任者を務め、MVPほか多数の受賞歴が証明する通り「売る力」を極めました。その後、データXやアソビューといった有力企業の創業・拡大期において、組織作りから新規事業の収益化、マーケティング、事業企画までを牽引。

これら現場叩き上げの知見をベースに、現在は以下の領域をワンストップで支援しています。
▼専門・得意領域
|収益エンジンの構築|
新規事業の0→1立ち上げから、Webマーケを連動させた「勝てる組織」の仕組み化。

|DX/業務基盤の刷新|
業務プロセスを可視化し、SaaSやITシステム導入による生産性の抜本的向上。

|財務・資金調達戦略|
事業計画と連動した融資獲得、キャッシュフロー経営の強化。

■仕事の流儀
「コンサルタントが入ってレポートを出して終わり」という関わり方はいたしません。経営者様の隣で、時には現場の最前線で、貴社の社員以上に貴社の利益にコミットします。
戦略を描くだけでなく、現場が自走できる状態になるまで徹底的に伴走いたします。

■資格・認定
中小企業庁認定:中小企業デジタル化応援隊事業認定IT専門家 / I00087391
経済産業省認定:情報処理支援機関 / 第39号‐24060007(21)