5W1Hは分かるけど、6W3Hってなんだろう?どんな時に活用できるの?
6W3Hを今のビジネスや新規事業で活用したいけど、どう使えばいいんだ…?
こんなお悩みや疑問を持っている、経営者やビジネスマンは多いのではないでしょうか?
実は、6W3Hはビジネスにおいて強力フレームワークであるにも関わらず、使い方を間違っている率もNo,1なのはあまり知られていません。なぜなら、5W1Hがあまりにも有名すぎるが故に、そちらの使い方に引っ張られて使ってしまう事例が多いのです。
私はこれまで、中小・ベンチャー企業へのたくさんの「新規事業」「事業再生」分野で経営コンサルティングを実施してきました。支援の中で、フレームワークを使うことは多いため、もちろん6W3Hも活用してきました。
本記事では、「6W3Hの定義も意味もわからない」という初心者の方から、「6W3Hをビジネスで使いこなしたい」という中級者の方に向けて、6W3Hの解説から具体的な使い方までを丁寧に解説していきます。
この記事を読み終えると、こんなことが実現できます
- ビジネスアイデアを出すためのベースが整い、発想の数量を増やせる
- 競合他社の事業分析にも役立つため、差別化ポイントが見つかる
- 新規事業や既存事業の内容を無駄なく、漏れなく利害関係者に伝えられる
結論、6W3Hを使いこなすと、ビジネスに則した内容を網羅的に把握し、アイデアを広げるためのベースとして活用することができるようになります。
新規事業は「なんとなく」で進めると、必ず失敗します。上手くいく新規事業には一定のパターンがあり、それを知らずに新規事業を始めてはいけません。
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▼目次
6W3Hとは5W1Hに、「誰と(誰に)」「いくらで」「どれだけ」を加えたフレームワーク
6W3Hとは、5W1Hの、
- 「When(いつ)」
- 「Where(どこで)」
- 「Who(たれが)」
- 「What(何を)」
- 「Why(なぜ)」
- 「How(どのように)」
の6つに加えて、
- 「(with)Whom(だれと(だれに)」
- 「How much(いくらで)」
- 「How many(どれだけ)」
の3つを加えたフレームワークです。
だれに対して、いくらで・どれだけ対応するかを盛り込むことで、よりビジネスの現場に則した内容となります。情報や仕事の整理に役立つのはもちろん、これらの情報はアイデア出しの際に骨組みとなる部分でもあります。
6W3Hフレームワークの基本の考え方
次に、6W3Hを新規事業やビジネスで活用するときの、基本の考え方や把握すべきことを解説します。
1.When(いつ)
日時や期日、頻度、タイミングなど、「いつ」または「いつまでに」すべきか把握します。
2.Where(どこで)
場所や場面、販売チャネルなど、現実の場所だけでなく販売環境のように、仕事を「どこで」行うか把握します。
3.Who(だれが)
担当者、担当部門、顧客、競合他社など、「だれが」行うことかを明確にします。特に事業においては「顧客」をWhoとする場合、年齢層や属性、社会的な役割までもを明確にするとよいでしょう。
4.What(なにを)
仕事の内容、商品やサービス、テーマ、価値など、「なにを」すべきかを明確にします。
例えば新規事業であれば、具体的な商品だけでなく、テーマや価値など抽象的な概念もWhatに含まれることがあります。
5.Why(なぜ)
その仕事をする目的、理由、原因、背景、指針など、「なぜ、どうして」そうなったのか、または、そうしなければいけないかを明確にします。
ビジネスシーンの問題解決でも、新規事業の企画でも、Whyが曖昧だと、漠然としたまま仕事を進めることになってしまうため、できるだけ明確に定めましょう。
6.How(どのように)
方法、手段、手順、ビジネスモデルを明確にし、「どのように」仕事を進めていくかを明確にします。なお、手順や方法は複数検討し、それぞれ比べた上で適切なものを選ぶとよいでしょう。
以上、ここまでが5W1Hの概念です。6W3Hでは、「相手」と「数量」を追加します。
7.Whom(だれと・だれに)
取引先、競合他社、顧客(新規・既存)など、「だれと」一緒に仕事をするか、または、「だれに」対して行う仕事かを明確にします。
Whomを明確にすることで関係性や立ち位置の理解につながります。
8.How much(いくらで)
原価、経費、販売・購入価格など、その仕事に関する金額を明確にします。
金額を明確にすることで、ターゲットのズレを事前に察知できたり、後々のトラブルを防いだりできますので、サボらずに他面的にしっかりと検証をしましょう。
9.How many(どれだけ)
発注数、販売数、生産数など、その仕事に関する数量を明確にします。数量も金額と同様に、間違えると利害関係者に損害を与える項目のため、細心の注意を払いましょう。
以上が、ビジネスシーンにおける6W3Hの基本の考え方です。
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新規事業で6W3Hが重要な理由
6W3Hは、アイデア出しから行動計画の策定まで、新規事業立ち上げ時の考えの基本となるフレームワークです。具体的に重要な理由を解説します。
1.新規事業のアイデア出しのベースとなるため
6W3Hは新規事業のアイデア出しの際に有効です。自由な発想が求められるときも、まずはそのアイデアを6W3Hに分解しましょう。
6W3Hのフレームワークでアイデアを分解した後、他のフレームワーク(SCAMPER法など)と組み合わせることで、より多くのアイデアや深い企画が出せるようになります。
2.実際にやるべきことを抜け漏れなく把握し、行動に移せるため
新規事業の行動計画を立てる際も、6W3Hは有効です。事業目標が決まったら、具体的な行動を6W3Hに当てはめて確認すれば、抜け漏れなく、すべきことが把握できます。
また、目標までの日時や行動が具体化されるため、日々の仕事で何をすべきか理解しやすくなります。
3.利害関係者に意図が正確に伝わり、ミスを防止できるため
新規事業の立ち上げでは、自社のスタッフに情報を共有するだけでなく、取引先や顧客など、利害関係者に向けて情報を発信する機会も多いでしょう。
情報伝達の際も、内容を6W3Hに分解すれば、内容を不足なく伝えられます。
また、先方とのやり取りでも、内容を6W3Hに則してチェックすれば、認識の不一致によるミスを事前に防ぐことが可能です。
4.競合他社のサービスを理解し、差別化にも役立つため
6W3Hは、自社だけでなく競合他社のサービスを理解する際にも本当に役立ちます。新規参入する市場では、他社のサービスを理解し、差別化できるポイントを見つけることも重要です。
営業時間を変える、販売場所を競合より増やす、など、基本的な部分で違いを設けたいときに有効です。
新規事業における6W3Hの活用法
今回は6W3Hと「SCAMPER法」を組み合わせた、新規事業のアイデア出しの方法を解説します。先に「SCAMPER法」について解説します。
「SCAMPER法」とは、既存のアイデアを下記の7つの視点から捉えなおし、改善する方法です。6W3Hに則り分解したアイデアを、下記のフレームワークに沿って確認していくと、多くのアイデアを出せるようになります。
Substitute | 代用できないか |
Combine | 別のものと組み合わせられないか |
Adapt | 似ているものはないか |
Modify | 変えられるところはないか、追加したり減らしたりできないか |
Put to other uses | 他の使い方はできないか |
Eliminate | 減らせる部分はないか |
Reverse | 交換したり、入れ替えたりできないか |
例えば、ヘアドライヤーを開発しているなら、以下のように6W3Hをベースとし、さらに別の視点から考えることが可能となります。
When(いつ使うか) | 髪を乾かすとき |
Modify | 使う頻度を増やせないか |
Put to other uses | 他に使えるシーンはないか |
Eliminate | 1回あたりの使用時間を減らせないか |
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6W3Hを活用して、新規事業のアイデアを深めよう!
6W3Hフレームワークについて、使い方や考え方、具体的なビジネスへの活用の仕方について解説しました。
6W3Hは、ビジネスに必要な情報を抜け漏れなく把握するのに役立ち、アイデア出しのベースになるフレームワークです。便利なフレームワークではあるのですが、ビジネスシーンでは間違って使われていることも多いため、6W3Hの使い方や考え方をしっかり理解した上で活用できるようにしましょう。
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