新規事業のネーミング

新規事業は「ネーミング」が超重要!6つのコツを紹介

新規事業のネーミング
名前のイメージ一つで売上が伸びたり落ちたりすることは十分にあり得る話です。新規事業や新規サービスのネーミングを誤ると、その後の企業展開のあり方が大きく変わるかもしれません。

後悔のない名前を選ぶには、ポイントを押さえたネーミングが必要です。新規事業・新規サービスにおけるネーミングのコツやプロセスを見ていきましょう。

 

新規事業・新規サービスにおけるネーミングの重要性

社名や商品名は、企業にとっては重要なマーケティングツールのひとつです。音の響きや見た目の印象がよい名前は人々の意識に残りやすく、高いPR効果が期待できます。

例えば、世界的大企業の一つ「Amazon」はもともと「Cadabra.com」でしたが、名称を変えてリブランドし、大躍進を遂げました。また、現在広く親しまれている伊藤園の「おーいお茶」は「缶入り煎茶」という名称でしたが、変更してから大幅に売上を伸ばしています。

このように、社名や商品名は、ときとして企業や商品の価値や売上をも左右します。新規事業や新サービスをスタートさせる際、安易なネーミングは避けるべきです。

 

企業のネーミングに必要な3つのプロセス

企業名のネーミングのプロセス

新規事業のネーミングをどのようにするかは、会社の裁量に任されています。しかし、社名を決めるうえで守らねばならない「法律上のルール」が存在することを忘れてはいけません。

新規事業のネーミングを行ううえで、確認しておきたい3つのプロセスを紹介します。

 

1. ネーミングに使える文字を確認しておく

会社の名前は法律上「商号」と呼ばれます。これは登記事項のため、「商号として使用可」とされている文字しか使用できません。

会社名のネーミングで使えるものは、以下の通りです。

  • 漢字
  • 平仮名
  • カタカナ
  • ローマ字
  • アラビア数字
  • &(アンパサンド)
  • ‘(アポストロフィ)
  • ,(コンマ)
  • -(ハイフン)
  • .(ピリオド)
  • ・(中点)

文字や数字のほか符号も使えますが「☆」などの特殊なものは認められていません。また、使える符号であっても、商号の先頭や末尾に付けるのは原則不可とされています。

 

2. 会社の種類をどこに入れるか決める

ネーミングでは「株式会社」「合同会社」など、その会社の種類を表わすものを入れる必要があります。事前に会社名の前後どちらに入れるのか決めておきましょう。

また、「Co., Ltd」や「LLC」など、英語表記は認められていません。入れたい場合は定款に英語表記を登録し、商号登記はカタカナで行うのが一般的です。

 

3. 似ている社名はないかチェックする

万が一既存の社名と同じ名前を付けると、「不正競争防止法」に抵触する恐れがあります。新規事業でネーミングを考える際は、同じ社名がないか十分にチェックすることが必要です。

また、たとえ同じでなくても、認知度の高い企業と似た名前も避けましょう。これは社名検索で不利に働くうえ、相手企業から訴えられる恐れもあります。

さらに、同一住所に別の商号の会社を登録することも認められていません。そうそう起こることではありませんが、登録しようとしている住所に他の会社が登録されていないか、併せて確認しておきましょう。

 

企業のネーミングで押さえるべき3つの要点

新規事業の名前は、「覚えやすい」「企業理念を感じる」「グローバルな響きがある」ことが望ましいでしょう。新規事業のネーミングをスムーズに行ううえで押さえておきたいポイントについて、具体的に解説していきます。

 

1. 企業が提供する価値を簡潔に盛り込む

新規事業なら、「多くの人に覚えてもらえる名前」であることが大切です。社名はシンプルかつストレートなものが望ましいでしょう。

例えばオンラインフリーマーケットを提供する「ココナラ」は、「ここならできる」という言葉をストレートに社名にしたものです。提供中のサービスと社名がよくマッチして、すんなり世間に浸透しました。

新規事業の場合、オンリーワンを狙いすぎて意味不明な名前を付けるケースも見られます。しかし、どんなに素晴らしい名前でも覚えてもらえなければ意味がないと承知しましょう。

 

2. 企業理念や目標を盛り込む

会社名に企業理念や目標を盛り込むと、企業のイメージが伝わりやすくなります。

まずは自社の目標や信念を考え、連想される言葉をいくつかピックアップしてみてください。単語同士を合わせると、印象のよい社名が見つかることがあります。

例えば、ユニクロを有する「ファーストリテイリング」は「速い(ファースト)」と「小売り(リテイリング)」とを併せた社名です。「顧客の要望を迅速に商品化し、速く提供する」という企業理念が盛り込まれており、ユニクロのサービスを適切に示しているといえるでしょう。

シンプルな造語は、企業理念や目標を分かりやすく伝えるうえで最適といえます。

 

3. 外国語での意味や響きも重視する

海外展開まで考えているなら、外国語での意味についても慎重に検討する必要があります。英語はもちろん、その他のメジャー言語について、それぞれチェックしておくのがベターです。

外国語の意味や響きの重要性は、カルピスを例にすると分かります。たとえば「カルピス」は、英語の話者が聞くと「牛のおしっこ(cow piss)」に似ていました。そのため、アメリカでは「CALPICO」と表記を変えたのです。

こちらは商品名の例ですが、社名でも同じ事が起こらないとは限りません。うっかりマイナスイメージの名前を付けないよう、十分な注意が必要です。

 

サービスのネーミングに必要な2つのプロセス

サービス名のネーミングのプロセス新規サービスのネーミングでは、「商標登録の確認」「音と字面のバランス」について注意してください。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

1. 商標登録の確認・登録

名前の候補がいくつか出た時点で、商標登録の有無を確認しましょう。

ネーミングで決めた名前が商標登録されている場合は、登録者に商標権があります。同一の名前を使用すると法律違反となり、「知らなかった」では済まされません。新規サービスのリリース後に「差止」を求められる恐れもあるので、早めの確認がおすすめです。

また、新規サービスの名前が決まったら、早めに商標登録を行いましょう。商標権は「先着順」です。早めに権利を確保しておけば、後で競合に奪われる心配がありません。

 

2. 音の響きや文字の種類にも注意する

音の響きには、言葉が持つ視覚的なイメージを表わす効果があるといわれます。例えば「龍」を表わすとき漢字だとしかつめらしい印象です。一方、「ドラゴン」「どらごん」だと「かっこいい」「かわいい」になるなど、字面によって脳内イメージが変化するのが分かるでしょう。

ネーミングを行う際は、音の響きはもちろん視覚的な印象にも注意が必要です。

ひらがなにすべきか漢字にすべきか、カタカナにすべきか…。名前の印象と合う文字の種類を選びましょう。

 

サービスのネーミングで押さえるべき3つの要点

一方、新規サービスのネーミングは、「名前を聞いただけでサービスが連想できる」のが理想です。新規サービスのネーミングにおいて押さえるべき3つのポイントを見ていきましょう。

 

1. 新規サービスのアピールポイントを入れる

新規サービス名にアピールポイントを盛り込むと、消費者は「どのようなシチュエーションで使う商品なのか」「どのような特徴があるのか」を感じ取りやすくなります。

これはユニークさで突出している「小林製薬」の商品名を見ると分かりやすいかもしれません。「ケシミン」「トイレその後に」などの名前は、「どんな商品なのか」「どのように使うのか」が適切に表現されています。

アピールポイントが適切に示された名前は、消費者に「使用したときの様子」を具体的にイメージさせます。「使ってみたい」と思わせやすく、ダイレクトな訴求効果を望めるでしょう。

 

2. ターゲット層に響く名前を選ぶ

どんなに魅力的な名前でも、ターゲットに届かないのでは意味がありません。ネーミングを行う際は、ターゲット層を意識した言葉・文字を選びましょう。

例えばターゲットが若い女性なら、響きがおしゃれでシンプルな商品名の方が刺さるかもしれません。資生堂の「マキアージュ」「ツバキ」などはその好例です。

一方、子どもがターゲットならわかりやすく柔らかい響きが好まれます。例えばバンダイの「びっくらたまご」「ぷくぷくフレンズ」などは一目で分かる「子ども向け」です。子どもを持つ親の目を捉えやすくアピール力も高いといえます。

ネーミングを行う際は、ターゲットの分析をきちんと行うことをおすすめします。

 

3. 覚えやすさは特に重要

新規サービスは「これから浸透させていくもの」です。すぐに頭から消えてしまったり思い出すのに時間がかかったりするような名前は避けましょう。

やたらと長い名前やありふれた名前を避けるのはもちろん、インパクトを狙いすぎても覚えにくくなってしまいます。シンプルかつストーリー性のある名前が見つかれば、それがベストです。

例えば、サントリーの「なっちゃん」「グリーンダカラ」などはシンプルですが、「かわいい」「なつかしい」、「エコ」「体に良い」…など、人々に多様な印象を与える名前です。覚えやすい上アピール力があり、広く浸透しました。

新規サービスのネーミングでは実際に名前を声に出し「言いやすいか」「心に残りやすいか」をよく検討してみましょう。

 

【まとめ】新規事業を立ち上げるときはネーミングも含めてプロに相談しよう

新規事業や新商品のネーミングは、その後の事業展開を左右する大切な作業です。企業理念や目標、商品の特徴などからイメージのよい言葉をピックアップし、言いやすく覚えやすい名前を付けましょう。

また、ネーミングに不安を覚えたときは、プロの力を借りることも検討してください。事業の立ち上げに必要なノウハウはもちろん、ネーミングのポイントについてもアドバイスをもらえます。

ネーミングにはじっくり時間をかけて、満足のいく社名・商品名を見つけましょう。

新規事業でお困りの際は、ぜひ一度、私たち株式会社Pro-d-useにご相談ください。3回までは無料でご相談をお受付いたします。

 

<参考URL>

・名づけビジネスの第一人者が教える「売れる商品名をつけるコツ
https://www.njg.co.jp/post-24721/3/

・売上が大きく変わる!商品ネーミング3つのコツ
https://www.fledge-consulting.com/naming1

・商品名の決め方・考え方。売れる名前には理由がある!
https://www.sungrove.co.jp/product-naming/

・ネーミングは商品や会社のイメージを左右する!?ピッタリの名前をつける方法とは
https://audiobooktimes.febe.jp/entry/2015/01/21/174000

・女性の心を10倍惹きつける商品ネーミングのつけ方
http://www.jm-channel.com/academy/how-to-naming/