Pro-D-use社の経営コンサルティング「1年間」を振り返って。
岡島さんに経営コンサルティングを依頼させて頂いてから、もう1年になるんですね。目まぐるしい一年でしたが、お陰様で大変充実した、実りある一年になりました。
前回のインタビューでもお話させて頂きましたが、この一年というのは、会社の成長スピードと実務のバランスを整える事を第一目標としていました。
当初は、長いスパンでの改善をイメージしていましたが、半年で大方の目標がクリアとなり、今は、ずっと取り組みたかった新規事業への着手に取り掛かり始めています。
これは、良い意味で想定外の事で、岡島さんの手腕のなせる技が、今の状態を実現したと言っても過言ではないでしょう。例えるなら、この一年は動ける体を作るための下地作り。今は、先々を見据えて、より頑丈で機動性の高い体を作るためにトレーニングを始めた、そんな感じですね。
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株式会社ビー・ファクトリー様の「事業再生」の事例
具体的にどのような所に変化を感じますか。
目に見える形で売上がUPしたり、キャッシュフローが安定してきたりという部分はもちろんの事ですが、「実態を把握できていること」の安心感が、私にとって非常に大きいです。
例えば、よく岡島さんは「可視化」という言葉を口にされるのですが、私を含め多くの経営者は「勘」に頼って経営をしている事があると思います。
「勘」というのは経営者の武器でもありますので、決して悪いわけではないですが、それだと片手落ち、限界があると感じています。煩雑だった業務を整理し、あらゆるデータを一つずつ、文字通り可視化していく事で、現場で起こっている自体を、感情論ではなく俯瞰して見る事が出来るようになりました。
業務一つ一つの風通しが良くなった結果、社内のリソースだけでなく、社外リソースも状況に応じて上手く使えるようになりましたので、現場の負荷も下げる事に成功しています。
良質な循環サイクルは、現場にも波及し、スタッフ一人一人が能動的かつ主体的に改善案を持ってきてくれるようになりました。岡島さんの背中を見て、どう考え、動くべきかを、スタッフが真摯に学んでくれた成果だと私は考えています。
業務だけでなく、社員のレベルも向上し、結果として、私は、本来経営者がすべき仕事に集中出来るようになったのです。
Pro-D-useと一緒に、これからはどうしていきたいですか?
急速に変化しつつある今の時代性を考えると、その時々に応じて柔軟な舵取りをしてしていくビジョンを持った会社でなければ、生き残っていけないでしょう。目先の結果だけ追い求めていると、足元をすくわれてしまうリスクがあります。
固定概念に囚われず、働くスタッフ一人一人がしっかり自分の頭で考え、行動すること。これは基本原則ですね。そして、彼らが思う存分伸び伸び働く事が出来る環境を整える事は、経営者である私の役目だと考えています。
現在、私が考えているビジョンは、スタッフの「セカンドキャリアの場を作ること」です。
特に、弊社の場合女性スタッフが多い為、結婚や出産などの転機に、ライフスタイルの変化に直面します。ライフスタイルに変化があっても、年齢を重ねても、一人一人が自信を持って仕事が出来るということ、社会から求められるということ。これらを実現する為に、新規事業にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
しつこいですが・・・改めて聞きますが・・・ウチに不満はないですか?
以前お話しさせて頂いた通り、大変満足していますので、不満はありませんよ(笑)。既存事業のみならず、新規事業の立ち上げにも積極的に参加して頂いているので、より一層、楽しくやらせて頂いています。
新規事業については、担当の岡島さんだけでなく、プロジェクトメンバーとして、伊澤さんも、岡島さんとは別の専門領域で関わって下さっているので、「本当にそこまでして頂いて良いのだろうか?」と逆に恐縮してしまっています(笑)。
一つ心配な事があるとしたら、岡島さんは最近、待望のご子息が誕生されましたので、疲れていらっしゃらないだろうか?という事ですね。子育てに積極的に参加するイクメンパパでありながら、大変責任感の強い方なので、仕事もこれまで通りしっかりこなされている。余計なお世話かもしれませんが、体を壊さないようにして下さいね。