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成功に導く新規事業計画のポイント

成功に導く新規事業計画のポイント

Pro-D-useの岡島です。新しい事業を起ち上げて軌道に乗せるために事業計画は欠かせません。目標達成にいたるまでの手順を明確にした事業計画なしで新規事業を始めても成功は望めません。

今回は新規事業計画の重要性と計画を作る際に押さえておくべきポイントについてまとめてみましたので一緒に見ていきましょう。

なぜ新規事業計画が必要なのか

新しい事業を始める際にはリスクも大きく、しっかりとした事業計画がなければ失敗する可能性も高くなります。未経験のビジネスを新たに始めるためには、今までにないノウハウや技術が必要になります。また新規事業にはどんなリスクがあるのかも見えにくいことがほとんどです。

そこで重要になってくるのが新規事業計画。

事業計画を作成すると市場の状況や競合との関係性、解決すべき課題などもおのずと見えてきます。その商品やサービスに対する「ニーズは本当にあるのか」「ターゲットは誰にすべきなのか」など競合他社との優位点なども確認できてきます。事前にしっかりと計画することでビジネスに潜む不確実性やリスクも明らかになってきます。

新規事業計画で目標達成までの手順が明確になり、迷ったときには軌道修正するためのチェックシートの役割という側面が。また社内で事業計画を共有することで協力を得やすくなるかもしれません。

金融機関などに提示することでさらに理解を得られて、ビジネスをスムーズに進めることが可能になります。新規事業計画は新たなビジネスを進めるうえでの航海図、羅針盤となり、成功へと導いてくれるのです。

新規事業計画に必要な内容

新規事業計画を作る際には、「どんな事業なのか」「どんな課題やリスクがあるのか」「売り上げや利益はどれぐらい見込めるか」などについて一目で分かるようにする必要がありますね。そのためには新規事業計画に必ず盛り込まなければならない内容があります。以下その項目をご紹介します。

1.事業の基本コンセプト
事業の概要を簡潔に言い表したものです。「誰に」「何を」「どのように」「いくらで」売るのかを明確に表示します。この事業コンセプトがあいまいだとその後に計画する項目がブレたものになりがちです。
2.市場分析
市場の規模や今後の成長性、競合状態、競合と比較しての優位性などを調査・分析したものです。統計データなども用いて客観的に分析することがポイントになります。
3.事業の具体的な内容
どんなターゲットに対してどんな商品・サービスを提供するのかを詳細に計画します。提供する価格帯や人員体制、仕入れや製造についての計画も必要になります。
4.スケジュール
いつまでにどのような目標を達成するのかを明確にすることが大切です。単年度はもちろんですが中長期的な計画も必要になります。
5.リスクと解決策
事業を進めるうえで想定されるリスクとその解決策を表示します。実際に事業をスタートした後で想定外のことが起こらないように、起こり得るリスクをすべてピックアップすることが大切です。
6.収益シミュレーションと資金計画
いつまでにどれぐらいの売り上げと利益を上げるのかを明確にします。また必要な資金の調達方法や返済についての計画も必要です。

新規事業計画のポイント

新規事業計画は机上で作成するものですから極端に言えば現実味のない計画でも作ることが可能です。しかしそのような計画では実現可能性が低く、誰にも共感してもらえない新規事業計画にしかなりません。新規事業計画は現実的で実現可能性が高いものであることが重要。そのために新規事業計画を作成する際に大切なポイントを紹介します。

1.客観的であること
新規事業計画に熱意を盛り込むことは重要ですが、計画自体は客観的でなければなりません。「これぐらいは売れる」「これなら競合に勝てる」など主観的な計画にしないためには客観的なデータに基づいて計画を作成することが大切です。
2.具体的であること
「ターゲットは誰か」「商品・サービスの価格はいくらか」「どのように集客するか」「仕入れ先はどこか」など計画の各項目は具体的であることが求められます。これがあいまいだと後々ブレやすい計画となってしまうでしょう。
3.実現可能性が高いこと
新規事業計画を作成する際に最も重要なポイントになります。「どれぐらい売れるのか」「いくらぐらい収益が上がるのか」などについて、その根拠をしっかりと示すことが重要です。
4.数字で表す
客観的、具体的な計画にするためにも数字で表すことが重要です。数字は客観的かどうかの指標になりますし、実現可能性を判断する目安にもなります。数字にこだわることで客観的で実現可能性の高い新規事業計画になるでしょう。

誰に見てもらう新規事業計画なのか

新規事業計画はそれを見た人に計画の内容を理解してもらい協力を得るためのものです。そのため誰に見てもらうのかその相手によっても押さえるべきポイントは違ってきます。

例えば融資を受けるために金融機関に提出する新規事業計画であれば、財務計画の数字がポイントになるでしょう。金機関は融資した資金を回収できるかどうかを厳しくチェックします。「売り上げ予測はリアルで実現可能性が高いものか」「経費の予測に問題はないか」「資金繰りに余裕はあるか」などがチェックのポイントになります。

そのため財務計画の数字については客観的であり実現可能性の根拠を示すことが重要です。市場環境や競合状態が客観的に分析されていたり、集客や顧客獲得が計画通りに見込めたりするかどうかが重要なポイントになるでしょう。

また社内の経営陣に向けた新規事業計画であれば、この事業に取り組むことでどんな有益なことがあるかを論理的に説明することが大切です。例えば短期的には利益が上がらない事業であっても、将来的に有望な事業であれば今から取り組んでおくメリットを提示することが経営者の意思決定のポイントになります。目先の利益だけでなく企業理念を実現するために有効な事業であること、既存事業の資源を使えること、将来の業界地図を大きく塗り替える可能性があることなどが大きなポイント。また社員を巻き込んでモチベーションを向上させるなど、社内を活性化できる新規事業計画であればより共感を得やすくなるでしょう。

“想い”が伝わる新規事業計画を作ろう

新規事業計画は客観的でなければなりません。しかし客観的なだけでは計画を見た人の心を動かすことはできません。新たな事業を起ち上げて軌道にのせるのは簡単なことではないのです。

事業をスタートすればさまざまな問題が起こってきます。困難な問題を解決し目標に向かって行くためには”想い”が必要です。「何が何でもこの事業を成功させたい」「どんな問題があっても克服してみせる」という想いがあることは必須です。

想いが伝わる新規事業計画であればこそ金融機関の融資担当者や社内の経営陣の心を動かす可能性が上がることでしょう。想いが伝わる新規事業計画にするためには動機と目的がポイントになります。

「なぜこの事業を始めたいと思ったのか」という動機も大切です。「この事業を通して困っている人を助けたい」など事業の目的を伝えることで、どれだけ情熱や想いを持って取り組んでいるのかを知らせることができるでしょう。

また新規事業はあくまでも目的を達成するための手段ですから、その先にある夢やビジョンを明示することも想いを伝えるためには効果的です。新規事業計画を通して夢やビジョンを語り合うことができれば協力者も自然と増えていきます。

以上、新規事業計画を作成する際に大切なポイントを紹介しました。しっかりとした新規事業計画を作成しようとすると、考えが整理されクリアしなければならない問題点も見えてきます。この問題点をひとつずつつぶすことが実現可能性を高めることになるのです。客観的で実現可能性が高く、かつ”想い”が伝わる新規事業計画を作成して成功へとつなげていきましょう。