儲かる新規ビジネスのネタを発想する4つの方法

新規でビジネスを展開するための鍵となるのは、アイディアや事業計画の「斬新さ」です。長期的に安定的な収益が見込めたり、実現性の高い事業計画が打ち出せたりするなら資金調達も有利に働きます。ここではビジネスの新しいネタをどのように考えればいいかなどについて詳しく見ていきましょう。

自分には何が出来るのかをリストアップする

新たなビジネスチャンスを得るためには、まずは自分が持っているものを整理してリスト化していくプロセスが大切です。漠然と考えていてもなかなかアイディアは出てきませんし、ついトレンドを意識してしまって他の真似をしたくなってしまうでしょう。ビジネスを考えるうえで大事なことは「他のビジネスとどう違うのか」といった部分を明確にすることです。ありきたりなビジネスモデルでは従業員や出資者を説得する材料に欠けますし、最終的には顧客のニーズをうまくくみ取ることができません。そうした事態を避けるためにも、新しいビジネスを考えるときには「自己分析」をしてみることをおすすめします。具体的な方法としては頭の中で考えるよりも、ノートに書き出していくようにしましょう。これまで自分が経験してきた仕事や趣味をどんどん書き出していきます。そして書いたものの中から、ずっと取り組んでいきたいものを丸で囲んでいきましょう。さらにその中から、自分の中でこれは得意だと思えるものをあげてみてください。自己分析のやり方に何が正解かということは厳密にはありませんが、少なくとも自分がやりたくないものを事業の柱にしてしまってはいけません。具体的な職種をあげるよりも、「この分野でビジネスがしたい!」といった大まかな分け方でかまいません。そうした自己分析が済んだ後には「環境分析」を行っていきます。(※1)環境分析とは自分が挑戦したいと思える業界のことを見ていく作業のことです。業界が抱えている問題やどういった顧客がいるのかを丁寧に分析していく中で、取り込もうとするビジネスの方向性が見えてくるでしょう。経営者は事業展開次第では自分に合った、やりたい仕事に取り組める立場にあります。生き生きとした気持ちでビジネスに打ち込めれば、事業を成功させる可能性は高まるでしょう。

自分が困っていることや不便なことにヒントがある

新規ビジネスを立ち上げるということは必然的に経営者の立場ということになりますが、同時に生活の部分では自分も顧客であることを忘れてはいけません。日々の生活の中で「ここが不便だ」とか「こんなものがあったらいいのに」と思っていることを自己分析や環境分析と同じように、紙に書き出していきましょう。大事な点は自分が困っているということは、他人も困っている可能性があるということです。ライフスタイルは人それぞれではありますが、特定のシーンで困ったり不便に感じたりするのはどんな人にも当てはまる場合があります。それらを丁寧に見ていくことが、新たなビジネスのネタを発見する良いきっかけとなるのです。普段は何気なく生活をしていても、よく考えてみるといろいろな気づきがあるでしょう。そうして洗い出した日常の不満や不便さを周りの人に尋ねてみるのもいいでしょう。みんな困っていることであれば、それは顧客のニーズがそこにあり、新たなマーケットを生み出せる可能性があるということです。またインターネットを通じて直接関わりのない人たちの意見を集めてみるのもいいでしょう。ビジネスに対する思い入れが強いほど大きなアイディアに取り組もうとしてしまいがちですが、最初はできるだけ小さなテーマに絞って考えてみるほうがより具体化していきます。生活に根差した立ち位置でビジネスを考える視点を持つようにしましょう。

市場の動向を意識する

どんなに斬新なアイディアがひらめいても、自分が取り組もうとしている市場に顧客がいなければ仕方がありません。新たなビジネスのアイディアが見つけられたら、その業界や関連する業界のことを分析していきましょう。世の中の多くの企業が顧客のニーズに応えるために、日夜たくさんの商品やサービスを提供し続けています。まずは自分が挑戦しようとしているビジネスを行っているところがないか調べてみましょう。ただ、先行して取り組んでいる企業があったとしても、むやみに落ち込んでしまうことはありません。先行企業がどのように事業展開をして、ビジネスモデルを組み立てているのかを分析してみましょう。そして、疑問点を感じたところはメモにまとめてみてください。競合他社が解決できていない部分があるのであれば、たとえ自分のアイディアと似ていても異なるアプローチをしていくことができます。また企業のホームページには、顧客の声やアンケートなどが掲載されている場合もあるでしょう。仮に自分がその企業の社長だったとしたら、顧客からの意見にどう応えていくかを考えてみてください。そうした思考を重ねていくことで、独自の視点でアイディアを磨いていくことができるでしょう。こうした一連のプロセスを踏んでいくことで、競合他社との「差別化」を意識したビジネスの展開ができます。他社の商品やサービスとどう違うのかを明確に打ち出せるかが、ビジネスの成功の鍵でもあるのです。

事業企画書を書いてみる

ビジネスのアイディアや方向性が固まったら、それを「事業計画書」としてまとめてみましょう。事業計画書を作成しなくてもビジネス自体は行うことはできますが、資金調達の面から見ても得策ではありません。ビジネスに必要な資金をすべて自己資金でまかなえたとしても、その後の経営には何かと資金が必要となるものです。融資を受けるにしても、補助金や助成金を受給するにしても事業計画書は求められます。客観的に自分のビジネスに対して説得力を持たせるためにも事業計画書の作成に取り組んでみましょう。作成を進めるうえでのポイントは可能なかぎり「数値化」していくことです。売り上げの見通しや収益化の目途、必要となる経費など会社経営に必要となるものはすべて数字で表してみましょう。その際にはマーケティングの手法を使ってみるのがおすすめです。1つの手法として「3C分析」というものがありますが、これは顧客・競合他社・自社の3つの視点からビジネスを考察していく手法です。自社のあり方だけではなく、競合他社や顧客の視点も取り入れることによって、自社の位置づけが明確になっていきます。(※2)マーケティングを行う手法はさまざまなものがあるので、いくつか組み合わせて考えてみるとより精度を高めることができるでしょう。また、事業計画書を作成するのが苦手という場合には商工会議所や産業支援センターなどの公共機関を利用してみてください。(※3)適切なアドバイスが受けられるだけではなく、交流会などを通じて取引先を得るチャンスでもあるので活用してみましょう。

自分のやりたいことを明確に

新しいビジネスを始める目的は一義的には自社のためですが、同時に顧客のためでもあります。自分のスキルや経営資源となり得るものを見極めると共に、ビジネスを行う環境を把握する姿勢が大切です。両方のバランスをうまくとっていくことによって、新たなビジネス展開の機会が生まれてきます。ビジネスチャンスは無限に存在していますが、自分が今取り組むべきものを突き詰めていくとだんだんと的は絞れていくものです。事業計画書の作成などを通じて、対外的にも説得力を持ったビジネスモデルを組み上げていきましょう。顧客のニーズに応え新たな商品やサービスを生み出せたとき、ビジネスは現実的なものとして動いていきます。自分のスキルを最大限に活かせるものに挑戦していきましょう。

“※1http://bizhack.jp/newbiz9framework/
※2http://www.marketingbank.jp/special/cat07/104.php
※3http://preneur-preneur.com/how-to-write-a-business-proposal/”